- 企業情報
- 事業紹介
- 企業広告
- 国内事業所一覧
- 国内工場紹介
- 海外事業所一覧(Terumo Global)
- ECMOの生産担うMEセンター 通常の2倍超える生産・供給に挑む
- 「より多くの皆様へ」 開発・生産のスピード連携でワクチン接種を支える
- いち早く中国の患者さんにECMOを ― 国境を越えた連携で届けた想い
- よくあるご質問(FAQ)
- コロナ下でも、アソシエイトが力を発揮できる環境づくりを
- コロナ禍でのカテーテル治療を支えたい ― 東南アジアの専門医向けウェビナー開催
- ブラジルの緊急医療を支える ― 仮設病院での薬剤投与システム導入をサポート
- 医療現場の感染対策へのニーズに、ソリューション提案で応える
- 従業員の勤務状況
- 従業員の勤務状況
- 欧州の医療活動の一助に ― 有資格者のアソシエイトによる医療ボランティア参加を支援
- 素早い情報共有と迷いのない判断で、安定供給を維持する
- 血液・細胞テクノロジーで、 新型コロナウイルス感染症の治療に貢献する
- サステナビリティ
- 新型コロナウイルスに対するテルモの取り組み
- テルモメディカルプラネックス
- 医療関係の皆様
- 患者さん・一般の皆様
- 製薬会社の皆様製薬会社の皆様
製薬会社の皆様向けの情報を提供しています。
医療現場に最適な医薬品と投与デバイスを融合した
ドラッグ&デバイス製品の開発から生産をサポートします。
アフェレーシスによる細胞の採取から培養、チューブ接合、
充填に至る一連のプロセスにおいて、遺伝子・細胞治療に
向けた製品とソリューションをご提供します。
- 製薬会社の皆様
- IR情報
- 採用
- ニュースリリース
テルモのニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医療用医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者の皆様、株主・投資家の皆様を対象にした情報であり、製品広告を目的とするものではありません。
Top
「来週から在宅勤務となります」――。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により世界各地で政府による外出自粛要請が相次いだ2020年、私たちは、突如として働き方を変えることを余儀なくされました。一部のアソシエイト(社員)は自宅で勤務し、一部は生産・オペレーションを維持するため徹底した感染対策のもと出勤する。このように勤務地がかつてないほど分散し、対面でのコミュニケーション機会が減少したことは、会社としてアソシエイト一人ひとりの状況を把握することの難しさを生みました。はたしてアソシエイトは、この急激な環境変化に対応できているのか。不安や孤立感、働きにくさを感じていないか…。実態を把握し、目に見える形で支援していくことで、エンゲージメント(会社に対する信頼度)やモチベーションを失わずに働ける環境を整えることが急務になりました。今回は、テルモグループの中から、ヨーロッパとインドでの取り組みを紹介します。
四半期ごとの実態調査で、状況の変化に応じた柔軟な支援策を打つ
テルモのグループ会社であるテルモヨーロッパ社(以下、TE)では、感染拡大初期から、経営陣によるオープンで透明性の高い社内コミュニケーションを重視してきました。アソシエイトの状況を把握し、どのような支援を行うべきかの「正しい」判断を下せるようにするため、積極的に社内の実態調査を実施しています。
2020年4月、TEが統括するEMEA地域のアソシエイト約1,500人を対象として調査を行い、64%の回答を得ました。調査では主に、アソシエイトがどのような気持ちを抱え、またウェルビーイング(well-being、身体的、精神的、社会的に良好な状態)やエンゲージメント、生産性を維持するために何が重要と考えているのかを問いかけました。その結果見えてきたのは、経営陣からの明確なコミュニケーションが必要とされている事実でした。全容の知れない感染症の拡大が止まらず、先行き不透明ななかで、不安を和らげられる確かな情報発信が望まれていたのです。そこで、隔週でリーダー会議を開くことを決め、迅速な意思決定と一貫したフォローアップを行える体制を整えました。
その後も7月、11月と、その時々で把握したい状況に合わせて設問を変えながら調査を続け、集計結果はすぐにTE内の全アソシエイトに配信しました。また部門長は、いつでも自部門のデータを参照でき、それを踏まえた行動をとることができるようにしました。調査結果をもとに行った施策には、リーダーと部下との対話の促進、個々人のレジリエンス(精神的回復力)を高めるためのプログラムの実施、在宅勤務環境を整える費用を補填する制度の導入などがあります。なお、2021年4月に行った最新の調査では、より多くのアソシエイトが新たな働き方に意識を向けていることが明らかになりました。現在は、在宅と出勤を組み合わせたハイブリッドな勤務体制への移行に向けて、高い生産性や最適な連携を可能にするアイデアをアソシエイトから募っているところです。
COVID-19は私たちが働く環境にもさまざまな変化をもたらしました。このようなときこそ、経営陣がそのポテンシャルを発揮し、明確な方向性と行動力を示すことが、アソシエイトに対する最適な支援体制を提供するための要となっています。
社内イベントを通じて、家族を強力なサポーターにする
インドでは、2020年3月から全土で行われたロックダウンを始まりとして、感染拡大により長らく厳しい状況が続いています。デリー首都圏に所在するテルモインド社(以下、TIPL)では、一時期、勤務する約50名のアソシエイト全員が在宅勤務となりました。アソシエイトや顧客との接点が変わり、彼らが得るエクスペリエンス(体験)も進化していきます。日に日に逼迫する医療現場を支えるためにも、ビジネス活動は維持しなければなりません。そこでTIPLが企画したのが、「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念を実現しつつ、アソシエイトの安全と健康を守るための"Exploring the Power of WE"という家族参加型の社内支援プログラムでした。
在宅環境下でアソシエイトが快適に能力を発揮するためには、家族による理解と、物理的・精神的なサポートが欠かせません。そこで着手したのが、家族も一緒に楽しめるオンラインイベントの実施です。これまで、バーチャルファミリーデー、子どもの絵画コンテスト「Inner Picasso」、創作料理コンテスト「Kitchen Ninja」、ダンスコンテスト「Dancing Superstars」、家族写真の共有大会「Best Family Photo」など、数多くのイベントを開催しています。いずれも参加率は60~80%と高く、オフィスから離れて勤務していても、皆がつながりを求めていることが示されました。
子どもの"内なるピカソ"を引き出そう!を合言葉に開催した絵画コンテスト
(本ストーリーのバナーに使用したイラストも同コンテストによるもの)
在宅勤務中の運動不足解消を目的とした写真コンテストも
会社が主催するさまざまな活動にアソシエイトの家族を招くことで、家族も一緒にテルモとのつながりを感じられるようになり、その結果アソシエイトとテルモとの絆もより深まります。イベントに参加した家族からは、テルモの企業風土やコロナ下でのこうした取り組みに対する理解と称賛の声が多く寄せられました。その言葉はアソシエイト自身にも響き、働きがいを向上させる一助になっています。
新しい働き方を始めるうえでのヒントに
COVID-19の流行開始から1年半が経った今、各地で新たな働き方が模索されています。働く場所や時間が異なっても皆がつながりを感じ、同じ方向に向かって進んでいけるようにすることは、今後組織を運営していくうえでますます重要になるでしょう。テルモでは、これまで各事業所が試行錯誤しながら実行してきた数々の取り組みから、アソシエイトが一層力を発揮できる環境をつくるためのヒントを見出そうとしています。