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テルモグループの研究開発活動は大きく二つに分けられます。

ひとつは中長期的な研究開発を担うコーポレートR&D。10年先を見据え、次世代のテルモグループの成長を支える新事業・新技術の創出を目指し、医療現場をはじめとするさまざまなステークホルダーとの連携や現場ベースの開発を推進するとともに、グループが保有するコア技術の強化や新たな技術の開発を進めています。もうひとつはカンパニーR&D。各カンパニーの事業戦略に基づき、短中期の製品パイプライン強化を図り、カンパニーの成長を支える役割を担います。また、グループ全体のR&Dを俯瞰するCTO(Chief Technology Officer)が、地域、事業、組織の枠を超えた連携を推進し、シナジーの創出に注力しています。

コーポレートR&Dの組織体制は、2022年4月から新体制が始動。国内の研究開発拠点である湘南センターに、CTO Office、イノベーションセンター、技術統括室、研究管理部の4部門を設置しています(下図)。これは2021年12月にテルモが発表した、「次の10年超を見据えた 5カ年成長戦略」(以下、GS26)におけるイノベーション戦略の実行を目指して組織されています。

コーポレートR&D カンパニーR&D

GS26でテルモは、「デバイスからソリューションへ」(From Devices to Solutions)というビジョンを掲げるとともに、2026年度までの5年間のソリューション開発の方向性として「3つのD」(Delivery, Digital, DeviceuticalsTM)を示しています (詳しくはこちら)。このビジョンは一つの部門や事業だけで成し得るものではありません。

グループ全体のR&Dを担うアソシエイトたちが存分にその力を発揮し、アウトプットを可能にするためにも、コーポレートR&Dの各組織は、開発活動を向上する戦略や施策、継続的なソリューションの創出、さらには全社の技術のコアコンピタンス化などを力強く推進していきます。
これらの活動を通じ、コーポレートR&Dとグローバルに展開するカンパニーR&Dの開発拠点が、事業戦略との連続性を持ちながらも、シームレスに連携・共有できる開発環境を実現します。

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グローバル研究開発拠点

テルモは、日本の湘南センターを核とした内部開発に加え、世界から広く求めた技術シーズを発展・融合させながら、次世代の技術開発を進めています。また近年では、M&Aや提携を通じて開発のグローバル化、米国・欧州など世界の開発拠点との連携を通して、開発領域の拡大やスピードアップを推進しています。

 
グローバル研究開発拠点
 
開発における連携体制

テルモの製品開発フローの特長として初期段階からの連携体制が挙げられます。新たな製品を提案する研究開発、その製品を高品質かつ安定的に医療現場に届けるための量産方法を提案する生産技術、また、安全な製品をいち早く患者さんに届けるための薬事承認や認証取得に取り組むレギュラトリーアフェアーズなど、さまざまな部門が協働しながら開発プロジェクトが進められています。近年では、事業や地域を超えて、技術・手法・文化を学び合い、新たな価値を創出するための試みにも取り組んでいます。

開発における連携体制
奨学寄附公募サイト

テルモでは、医療の発展に寄与する研究活動への支援を行うため奨学寄附公募制度を設けております。