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テルモのニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医療用医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者の皆様、株主・投資家の皆様を対象にした情報であり、製品広告を目的とするものではありません。
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新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大や重症化を防ぐ上で重要な鍵となる集団ワクチン接種。現在は3回目接種に向けて、世界中で国を挙げて体制の整備が進められています。日本では、2021年2月にワクチン接種が始まり、これまで2億回以上の投与が行われています。(2022年2月時点)
現在輸入されているCOVID-19ワクチンは筋肉注射の仕様ですが、これまで日本国内で実施されてきたワクチン接種は主に皮下注射でした。ワクチン接種を進めるにあたっては、適切な注射器と針の増産を急ぐ必要がありました。
前代未聞の規模とスピードで執り行われているワクチン接種。テルモはどのように貢献しているか、ワクチン用シリンジの開発から生産までの取り組みをご紹介します。
これまでの動き
2020年1月15日 | COVID-19の症例 日本国内で初確認 |
2020年4月7日 | 第1回の緊急事態宣言発出 |
2020年12月 | ファイザー社製ワクチンが米国で緊急使用許可 |
2021年1月 | テルモで新しいローデッドボリューム注射器の開発開始 |
2021年2月 | 日本でワクチン接種が開始(医療従事者への先行接種) |
2021年3月31日 | テルモがローデッドボリューム注射器の生産を開始 |
効率のよいワクチン接種に向けた注射器のスピード開発
テルモは2009年に新型インフルエンザが流行した際に、貴重なワクチンを無駄なく使用できるよう、薬液の残量が少ない針植え込み式の「ローデッドボリューム注射器」を開発・発売しました。
この注射器は、皮下注射を想定した設計をしており、筋肉に投与することが必要なCOVID-19ワクチンには針の長さが僅かに足りませんでした。
一刻も早く、またより確かな形でCOVID-19のワクチン接種にも使用できる注射器を開発するために、テルモは、既存の技術を応用する方針を決めました。2009年から販売している注射器をベースに、針の長さを適切な仕様に設計することにしたのです。
今回は、大勢の医療従事者が接種に関わるため、誰でも簡便・安全に投与できる注射器が求められます。テルモの開発チームは、新しく設計する製品なのであれば、より現場で使いやすいものにしたいと考えました。文献調査や社内実験を経て、適切な針の長さを定め、製品を開発しました。
この新しいローデッドボリューム注射器は、迅速に薬事承認を得たうえで、開発開始からわずか3カ月で現場にお届けできるようになりました。
ローデッドボリューム注射器の開発に携わった
アソシエイトの声
「一人でも多くワクチン接種を希望する方にワクチンが届くよう、いち早く市場へ提供したい」との想いで製品の開発を進めてきました。設計、薬事承認、生産まで関連部門と連携しテルモ一丸となって対応したことによりスピード開発ができたと思っています。
また、当時は非常に忙しかったですが、報道で注射器が使用されているのを目にするたびに、社会貢献できているとの実感が増しました。注射器は、医療現場では汎用的に使用されている製品ですが、少しの改良で新たな付加価値をつけられたことに充実感も覚えました。
医療基盤を支え続けるための安定供給
2022年2月時点で日本の人口の約8割が接種したCOVID-19のワクチン接種。多くの需要に応えるためには、一貫して高品質な製品を、効率よく安定して生産し続けることが重要です。2022年3月までには、約3000万本の生産を予定しており、翌年度以降は、設備を増強して生産能力を2倍以上にするよう準備を進めています。
ローデッドボリューム注射器を製造しているテルモ甲府工場では、プラスチック材料の成形から、部品の組み立て、包装・滅菌までのほとんどの工程を無人化する「自動一貫生産」方式を取っています。従い、機械は全てテルモの仕様に合わせた特注品です。現在、生産能力をさらに増強するために、新たな設備の導入とその細かい調整が日々行われています。
増産設備の立ち上げに従事しているアソシエイトの声
より多くの方に、「残液が少なく、使いやすい」ローデッドボリュームシリンジをお届けできる事を目標として、甲府工場の技術・開発・生産の英知を結集したプロジェクトチームを結成しました。新規設備の早期の立ち上げに向けて、試行錯誤を繰り返し、日々奮闘している状況です。
設備の構造も従来の方式とは異なる新たな発想で、1ライン多品種の生産方式を取り入れた、ハイブリッド型の設備です。プロジェクトメンバーが一丸となり、スピード感を持ってワクチンシリンジを皆様にお届けする事で、真の意味での「医療を通じて社会に貢献する」を実現するとともに、テルモが、COVID-19のみならず医療を必要とする様々な患者さんの助けになることを目指しています。
設備の構造も従来の方式とは異なる新たな発想で、1ライン多品種の生産方式を取り入れた、ハイブリッド型の設備です。プロジェクトメンバーが一丸となり、スピード感を持ってワクチンシリンジを皆様にお届けする事で、真の意味での「医療を通じて社会に貢献する」を実現するとともに、テルモが、COVID-19のみならず医療を必要とする様々な患者さんの助けになることを目指しています。