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テルモのニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医療用医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者の皆様、株主・投資家の皆様を対象にした情報であり、製品広告を目的とするものではありません。
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医療現場における感染対策は、従来から重視されてきたテーマです。さまざまな場面に潜む感染リスクをいかにして未然に防ぐか、どの医療機関においても検討され、対策が行われてきました。病院内で感染対策を適切に行うには、院内の動線やゾーニングの設計やリソース配分の面で患者さんを受け入れるための態勢の構築、感染防止や環境整備に関わるルールの運用徹底など、複雑で多岐にわたる課題が存在します。
しかし、このたびの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により、感染リスクはより的確に迅速に対処しなければ医療機関の機能や経営をも揺るがしかねない課題となりました。テルモは、コロナ禍によってさらに意識が高まっている感染対策の一助となるべく、ホスピタルカンパニーを中心に「感染対策イニシアチブ」を立ち上げ、課題の抽出から運用、フォローに至るまで、総合的なソリューション提案に力を入れています。今回は、その取り組みの一部を紹介します。
手指衛生などの標準予防策の徹底に貢献
病院がその機能を維持するためには普遍的で基本的な感染対策が必要であり、「標準予防策」が最も重要と言われています。標準予防策とは、平時から、すべての患者さん・家族、医療従事者に対して用いる、基礎的な感染対策で、患者さんの体液や排泄物、傷のある皮膚や粘膜を感染の可能性のある物質とみなして対応することを指します。今回のCOVID-19の感染拡大により、医療機関では改めてこの標準予防策の重要性を再認識することとなりました。中でも手指衛生は感染性病原体の伝播を減少させる特に重要な対策である一方、常に多忙な医療現場で周知徹底することが難しい現状がありました。テルモは、手指消毒剤を始めとする、手指衛生に貢献する製品を提供するとともに、院内の運用の徹底に向け、感染対策の推進を担う医療従事者と連携して院内の課題を洗い出し、教育の工夫や徹底のためのトレーニングを一緒に作り上げていく活動を進めています。
医療現場の環境整備をバックアップ
新型コロナウイルスは、感染者が触れたドアノブやベッドレールなどの表面で数日間生存するといわれています。このため、感染者が使用した病室は接触の可能性のあるすべての面を消毒する必要があります。感染者を受け入れる医療機関では、数時間かけて拭き掃除を行うため、医療従事者の精神的・肉体的負担の増加が課題となっています。テルモは、医療従事者の負担の軽減と、効果的な環境整備に向けて、様々な表面に対し手軽に使える清拭クロスを提供すると共に、水銀を使用しない紫外線照射ロボットの提供と、より効率的で効果的な使用に繋げるためのトレーニングプログラムの提案や、運用プロトコル作成のサポートを実施しています。
ICU他での接触低減、質と効率化を支援
COVID-19の重症患者さんの治療を行うICUなどの病室では、薬剤投与や痰の吸引が継続的に行われ、その処置を行う医療従事者にも感染のリスクが伴います。テルモは、輸液ポンプ、シリンジポンプの供給を行うとともに、その稼働状況を遠隔モニタリングするシステムにより、病室に入る回数を抑えるオペレーション設計ができるよう支援しています。
感染対策をサポートする豊富な情報を提供
感染対策の歴史とともに歩んだ経験を生かして
テルモはこれまでの歴史のなかで、会社設立の原点である体温計にはじまり、日本で初めての単回使用プラスチック注射器の発売や、輸血用に血液を保存するガラス瓶のプラスチックバッグ化を実現することで、感染症予防に対するソリューションを提供してきました。近年では、点滴投与時に使用する輸液ラインなどの接続部材の感染リスクを低減する構造(クローズド化)の開発や、手術室や病室などの環境整備を行う製品の展開など、時代ごとに医療現場で抱える課題を真摯に受け止め、安全で安心な医療が行えるように、医療現場とともに課題解決に挑戦してきました。
医療機関での感染対策は、特定の製品を導入するだけで完結するものではなく、製品の適正使用や効果的な運用から院内ルールの策定や徹底など、さまざまな対策を組み合わせて、総合的に取り組まれています。テルモはこれからも、現場に寄り添い、患者さんと医療従事者にとって、安心で安全な医療のサポートができるように、医療現場に必要とされるソリューションを届けていくことを目指していきます。