よくあるご質問:尿検査薬

尿検査薬Q&A一覧

製品について

ウリエースは、自宅で簡単に検査できるものなの?

コップにとった尿に試験紙をつけるか、直接試験紙にかけて所定の時間で判定するだけで、毎日繰り返し簡単に検査することができます。

正しい検査のしかた、色調表の見方を教えてください。

ウリエースの特長、検査の仕方をご参照ください。

使用期限はどれくらいですか?また、保管する際、注意することは?

開封していない場合は、色調表および外箱に表示されている使用期限までお使いいただけます。開封した場合は、直射日光や湿気を避け、密栓して涼しいところに保管し、出来るだけ早く使い切るようにしてください。(ただし、冷蔵庫には保管しないでください。)なお、保管中に試験紙が湿気を吸って使えなくなった場合は、容器のフタ内側の吸湿インジケーターが青色から白または薄いピンクに変わってお知らせします。

何時頃に検査をすればいいですか?

基本的には、かかりつけの医師の指示通り検査を行います。

健康管理のため、個人でご購入いただいた場合は、
ブドウ糖(尿糖)-原則として食後1~2時間後
蛋白質(尿たん白)-原則として早朝尿(起床直後の尿)で実施ください。

使用する前に試験紙が変色しているのですが…。

蓋の裏側が吸湿インジケーターになっています。
青~薄い青→使用可能
白~薄いピンク→吸湿したため使用不可 となります。
使用期間中であっても高温多湿での保管、あるいは蓋がしっかり閉まっていない場合、吸湿してしまう事がありますので、お取扱いには、十分お気を付けください。 また、冷蔵庫で保管しないでください。使用後そのまま放置すると褐色に変色する場合もあります。
※薬等の影響で変色する事もあります。

ビタミンCほか尿検査に影響のある薬剤はありますか?

尿潜血試験紙:
尿中にアスコルビン酸が多量に存在すると、偽陰性になることがあります。洗剤や消毒剤に含まれる酸化剤で偽陽性になることがあります。

尿たん白質試験紙:
洗剤や消毒剤に含まれる第4級アンモニウム塩で偽陽性になることがあります。

尿ブドウ糖試験紙:
尿中に300mg/dL以上のビタミンC(アスコルビン酸)が存在すると偽陰性になることがあります。
また、尿中にビタミンCが存在すると、呈色に濃淡が起こる傾向があります。
その場合は、濃い部分で判定してください。
洗剤や消毒剤に含まれる酸化剤で偽陽性になることがあります。
高比重尿でブドウ糖に対する反応性が低下します。温度により反応性が変化します。

ケトン体が測定できる尿試験紙はありますか?

一般用では取扱いはありません。

アフターメンテナンス

使用期限

開封していない場合は、色調表および外箱に表示されている使用期限までお使いいただけます。
マイウリエースT・3年
新ウリエースGa・2年
新ウリエースBT・3年

保管方法

開封した場合は、直射日光や湿気を避け、密栓して涼しいところに保管し、出来るだけ早く使い切るようにしてください。
蓋はしっかり締めて湿気が入らないようにしてください。(ただし、冷蔵庫には保管しないでください。)
なお、保管中に試験紙が湿気を吸って使えなくなった場合は、容器のフタ内側の吸湿インジケーターが青色から白または薄いピンクに変わってお知らせします。

お手入れ・廃棄

試験紙の捨て方

判定後は、そのままトイレ(大便器)に流してください。

基礎知識

尿糖ってなぁに?血糖とはどう違うの?

尿糖とは尿に含まれているブドウ糖のこと、血糖とは血液に含まれているブドウ糖のことをいいます。尿の試験紙で、血糖を調べることはできません。また、血糖がどれくらいになると尿に糖が出るかということは個人差もあり一定ではありません。また、尿糖検査で陽性が出たからといって必ずしも糖尿病とは限りませんので、結果については医師にご相談ください。

尿たん白ってなぁに?

尿たん白とは尿中に含まれるアルブミンのことです。健康な人の尿中にも微量のたん白質が含まれていますが、試験紙では陰性から±に出る程度です。尿たん白が陽性に出ることをたん白尿というのですが、たん白尿が出たからといって必ずしも腎疾患とは限りませんので、結果については医師にご相談ください。

尿潜血、尿中ヘモグロビンってなぁに?

腎臓や尿管、膀胱等、尿の通り道となる臓器に異常があると、尿中にわずかに赤血球が混じることがあり、これを尿潜血といいます。また、ヘモグロビンとは赤血球の中にあり、血液を赤く染める役割をしている血色素です。尿潜血検査では、赤血球が壊れずに尿中に出てきた場合と、赤血球が壊れてその中にあるヘモグロビンも同時に検出した場合と、二通りの試験紙の反応があります。

尿糖と血糖の違いは?相関はありますか?

尿糖とは尿に含まれているブドウ糖のことです。
尿中の糖濃度(mg/dL)=血糖値(mg/dL)ではありません。
腎臓には血中のグルコース(糖)を排泄する既往があり、180mg/dLを超えると尿中に排泄されます。※ 個人差があります。

測定・判定のポイント

検査をする時間帯はいつごろがいいの?

原則として早朝尿(起床直後の尿)で検査してください。尿糖が検出された場合は食後(1~2時間後)の尿でもう一度検査してください。医師の指示があるときは、その指示に従ってください。

尿糖の場合
原則として食後(1~2時間)の尿で検査してください。

尿たん白の場合
原則として早朝尿(起床直後の尿)で検査してください。

尿糖・尿たん白同時測定の場合
原則として早朝尿(起床直後の尿)で検査してください。 なお、尿糖が検出された場合は、食後(1~2時間)の尿でもう1度検査してください。

尿をかけてから長時間経過すると、試験紙の色が濃くなりました。これも陽性?

陽性ではありません。尿をかけてから正確な時間後の色で判定してください。定められた秒数を過ぎると色が濃くなり、判定を誤る可能性があります。

尿をかけたらふちだけ変色しました。これはどうして?

試験紙を長時間尿に浸したり、試験紙に尿をかけすぎると、試薬が流れてムラになることがあります。試験紙の表面の余分な尿は、採尿コップのふちで取り除いたり、トイレットペーパー等を試験紙のふちに軽く当て、吸い取ってください。

陽性反応が出たときにはどうしたらいいの?

ウリエースは病気の自己診断を行うものではありません。念のためもう一度、尿たん白陽性の場合は早朝尿で、尿糖が陽性の場合は食後(1~2時間)の尿で検査し、その結果をもって医師にご相談ください。

試験紙のどの部分の色を見ればいいですか?試験紙の中央と端では色が違うのですが…。

試験紙に1秒より長く尿をかけたり、必要以上に尿がかかった場合は、尿試験紙の周りが濃い色に変化を起こす事があります。 その場合は、蛋白のみ中心の色で判断してください。中央部での判定は蛋白のみでブドウ糖の場合は、 色が濃くなった部分を判定します。

時間がたつと試験紙の色が変わるのですが…。

化学試験の為、判定は厳密に行っていただく必要があります。
尿に浸す時間は1秒、蛋白質10秒後、潜血20秒後、ブドウ糖30秒後に判定してください。
判定の時間を過ぎたものは判定を誤るので使用しないでください。

反応が出ないのですが、考えられる原因は何でしょうか?

試験紙に吸湿による変色が無ければ、ほとんどの場合現品は正常と考えます。
<反応が出ないとき、ご確認ください>
  • 吸湿していませんか。
    容器の蓋のインジケーターの色をご確認ください(吸湿前は青から薄い青、吸湿後は白からピンク色)
  • 食事、運動の前後、もしくは薬剤服用後に採尿をしていませんか。
    食事、運動、薬剤の服用なども結果に影響します。
  • 試薬に尿をかけすぎたり、長時間尿に浸したりしていませんか。
    試薬が流れることがあり、正しい結果がでない場合があります。
  • 洗剤や消毒剤が含まれた可能性はありますか。
    洗剤や消毒剤が含まれると、偽陽性になることがあります。
  • ビタミンCを多く摂取しましたか。
    尿糖:尿中に300mg/dL以上のビタミンC(アスコルビン酸)があると判定が少なめにでることがあります。
    潜血:尿中にビタミンC(アスコルビン酸)が大量に存在すると偽陰性になることがあります。
  • 温度は適切ですか。
    温度により、反応性が変化することがあります。

購入方法

ウリエースを購入したい。どこで売っていますか?

新ウリエースGa、新ウリエースBT、マイウリエースTは第2類の一般検査薬、ウリエース(病院用)は医療用医薬品の体外診断用医薬品となります。
第2類の一般検査薬は店舗販売業でも取り扱いでき、ネット販売も可能です。
体外診断用医薬品は、薬局の業(いわゆる調剤薬局)が必要でかつ対面販売になります。
それぞれ近隣の店舗販売業(いわゆるドラッグストア)か薬局(いわゆる調剤薬局)に取扱いをご確認ください。