News release
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)の米国子会社Terumo BCT, Inc.(以下、テルモBCT、所在地:米国、コロラド州)は、5月25日にコロラド州ダグラス郡に新しく建設した、「リトルトン工場」の竣工式を行いましたのでお知らせいたします。リトルトン工場は、今年3月にFDA認証を取得した原料血漿採取システム「Rika」のディスポーザブル製品を生産する工場として稼働します。テルモグループ内では、血液・細胞テクノロジーカンパニーのコロラド州を拠点とする2つ目の工場です。コスト効率の良い製品を生産できることから、今年度から始まった5カ年成長戦略「GS26」の成長の柱の一つとなることが期待されています。
リトルトン工場は、広さ170,000平方フィート(約15,700平方メートル)の面積を有し、これまでに250百万米国ドルの投資を行い、最新鋭の生産設備を備えています。高度に自動化された4つの生産ラインで効率的にディスポーザブル製品の製造を行い、24時間365日連続で稼働することが可能です。
また、新工場では、環境負荷の低減を意識した資源の効率利用(リユース・リサイクル)を行う予定です。この取り組みにより、生産物量最大時の推計で年間数百トンのプラスチックをリサイクルし、約453トン以上の木材の節約を見込んでいます。
テルモBCTは、2022年にデンバー市(米国、コロラド州)の血漿採取センターでRikaを上市します。以降、CSL Plasma社(米国、フロリダ州)の血漿採取センターで順次導入を進める予定です。これからも、医療を通じて社会に貢献し、原料血漿採取のエコシステム全体への貢献を目指してまいります。
※本プレスリリースは、テルモBCTが5月25日に発表した内容の一部を和訳・編集したものです。原文はhttps://www.terumobct.com/Pages/News/Press%20Releases/Terumo-Second-Manufacturing-Facility-in-Colorado.aspxをご覧ください。
リトルトン工場概要
所在地 | 米国コロラド州ダグラス郡リトルトン |
建物面積 | 170,000平方フィート(約15,700平方メートル) |
投資額 | 250百万米国ドル(約320億円) |
生産品目 | 原料血漿採取システム ディスポーザブル製品 |
対象市場 | 米国 |
従業員数 | 今後300名の従業員を採用予定 |
参考:テルモ株式会社の主な生産拠点
(国内)
富士宮工場(静岡県)
愛鷹工場(静岡県)
甲府工場(山梨県) 他
https://www.terumo.co.jp/about/factory/
(海外)
テルモBCT社(アメリカ)
テルモペンポール社(インド)
テルモBCTベトナム社(ベトナム)
テルモメディカル社(アメリカ)
テルモヨーロッパ社(ベルギー)
テルモカーディオバスキュラーシステムズ社(アメリカ)
テルモ医療産品(杭州)有限公司(中国)
テルモフィリピンズ社(フィリピン) 他
生産拠点 32(国内 8 海外24)2022年3月末現在
テルモBCT概要
テルモ概要
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。