テルモ株式会社およびテルモグループ国内子会社の生産拠点をご紹介します。
血管内治療・外科手術を高度医療機器で支える開発/生産拠点
愛鷹工場は、1970年に体温計をはじめとするガラス製医療機器の専門工場としてスタートしました。
現在の主力製品は「高度管理医療機器」として最も厳格な管理が必要とされています。血管内治療に用いられるガイドワイヤーや、多品種にわたる診断用・治療用カテーテルを生産するとともに、心臓外科手術やECMO(体外式膜型人工肺)に用いられる人工肺を素材から組み立てまで一貫生産し、世界各国に供給しています。また、製品の開発から生産までを同工場内にて行い、身体に優しい素材や機能に細部までこだわりぬいた高品質、高付加価値な製品を、医療現場へ提供しています。
所在地 |
〒418-0015 静岡県富士宮市舞々木町 150 |
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操業 | 1970年 |
敷地面積 | 59,607m² |
主な生産品目 |
ガイドワイヤー 診断用・治療用カテーテル 人工肺 |
各種外部認証 |
ISO13485(1998年7月取得) ISO14001(2013年10月取得) ISO45001(2019年10月取得) OHSAS18001(2018年10月取得) |
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蓄積された技術で、全カンパニーに関わる生産拠点
富士宮工場は、ガラス体温計の製造工場として1964年に操業を開始した、現存するテルモの工場の中では最も歴史のある工場です。
現在は主に病院で用いられる輸液剤や、プレフィルドシリンジ(薬剤充填済みシリンジ)、血液センターや病院で用いる血液バッグ等の輸血関連製品、そして心臓外科手術時に用いる人工心肺用回路の生産を担い、テルモの3つのカンパニー全てに関わる生産拠点として、高品質な製品を生み出しています。
今後も、医薬品と医療機器の両方を生産する特色を生かし、技術の蓄積と融合により、さらに優れた製品の開発・製造で医療現場に貢献します。
所在地 |
〒418-0004 静岡県富士宮市三園平 818 |
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操業 | 1964年 |
敷地面積 | 59,699m² |
主な生産品目 |
輸液剤 血液バッグ プレフィルドシリンジ 人工心肺用回路 |
各種外部認証 |
ISO14001(2013年10月取得) ISO45001(2019年10月取得) ISO13485(2020年7月取得) |
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自動一貫生産で、医療に欠かせない製品を24時間作り続ける生産拠点
甲府東工場は、注射針、注射器、輸液セット、採血セットなど病院で広く使われる医療機器や、世界一細いインスリン用注射針*、血糖測定システムなど糖尿病治療に欠かせない製品の製造を行っています。
工場の基本コンセプトは、プラスチック材料の成形から、部品の組立、包装・滅菌までのほとんどの工程を無人化する「自動一貫生産」と、効率的に安定して高品質な製造を可能とする「24時間連続操業」です。また、工場で働く全ての人の安全・健康に配慮しながら、環境にやさしいものづくりで、社会に貢献することを目指しています。
2020年4月時点
所在地 |
〒409-3853 山梨県中巨摩郡昭和町築地新居 1727-1 |
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操業 | 1983年 |
敷地面積 | 217,794m²(甲府工場全体) |
主な生産品目 |
注射器 注射針 輸液セット 採血セット インスリン注射針 血糖測定システム |
各種外部認証 |
ISO13485(1998年8月取得) ISO14001(2014年10月取得) ISO45001(2019年10月取得) |
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日本発グローバル品質のドラッグ&デバイス供給工場
甲府医薬品工場は、腹膜透析液、バッグ製剤、プレフィルドシリンジ(薬剤充填済みシリンジ)など、主に病院で使われる医薬品を製造しています。
また、医薬品、コンビネーション製品*、栄養食品の開発拠点であり、世界で初めてバイオ製剤のプラスチック製プレフィルドシリンジの開発と量産化に成功し、グローバルに製品を供給しています。
2018年には、医薬品の製造所としてFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を取得しました。グローバルに通用する品質管理・製造管理の追求により、お客様に安全と安心を提供します。
医薬品と医療機器を組み合わせた製品
所在地 |
〒409-3853 山梨県中巨摩郡昭和町築地新居 1727-2 |
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操業 | 1989年 |
敷地面積 | 217,794m²(甲府工場全体) |
主な生産品目 |
腹膜透析液 バッグ製剤 プレフィルドシリンジ 栄養商品 |
各種外部認証 |
ISO13485(1998年8月取得) ISO14001(2014年10月取得) ISO45001(2019年10月取得) |
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ME*機器の開発・製造・アフターサービスの拠点
2016年、富士山麓に広がる静岡県東部地域に医療健康産業クラスターを形成する目的で、静岡県立がんセンターから徒歩5分の立地にファルマバレーセンターが設立されました。テルモのMEセンターは、ファルマバレーセンターの開所時から、リーディングカンパニーとして入居しています。MEセンターでは、手術室、集中治療室、病室で不可欠な輸液ポンプやシリンジポンプ、体外循環装置⽤遠⼼ポンプ駆動装置などの医療機器の開発、改良、製造を行うとともに、市販後も安心して使用いただけるようメンテナンスを行っています。
ME: Medical Engineering (メディカル・エンジニアリング)
所在地 |
〒411-0934 静岡県駿東郡長泉町下長窪1002-1 |
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操業 | 2016年 |
敷地面積 | 7,030m² |
主な生産品目 |
輸液ポンプ シリンジポンプ 体外循環装置用遠心ポンプ駆動装置 腹膜透析システム 採血・輸血チューブ用無菌接合装置 |
各種外部認証 | ISO13485(2016年6月取得) |
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がん治療用カテーテル開発生産の中心拠点
テルモ・クリニカルサプライでは、インターベンショナルオンコロジー(がん治療)分野のカテーテルを主力製品とし、開発から生産まで一貫して行っています。
1968年の創立以来、国産初のバルーン付き血管造影カテーテルをはじめ、治療用マイクロカテーテルなど先進的な製品開発を行っています。医療従事者が操作しやすく、かつ安全に使用しやすいように、材質や機能性などを細部までこだわり、医療の安全と効率的な治療の実現に貢献します。
所在地 |
〒501-6024 岐阜県各務原市川島竹早町3番地 |
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操業 | 1968年 |
敷地面積 | 12,552m² |
主な生産品目 |
血管造影用マイクロカテーテル オクリュージョンカテーテル 血栓除去用カテーテル 皮下埋め込み型ポート |
各種外部認証 | ISO13485(2007年12月取得) |
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世界の医療現場のニーズに応える西の中核生産拠点
テルモ山口株式会社は、2011年、国内のテルモグループで約30年ぶりに開設された新たな工場です。これまでテルモの工場は東日本に集中していましたが、BCPの観点から、初めて西日本に建設された、戦略的生産拠点でもあります。テルモグループを支える中核工場として、テルモ山口ではTIS事業の基盤製品であるガイドワイヤー等の製造を、テルモ山口D&Dでは製薬企業様との提携ビジネスであるアライアンス事業が展開する無菌充填製法によるプレフィルドシリンジ(薬剤充填済みシリンジ)等の製造を担っています。
所在地 |
〒754-0894 山口県山口市佐山3番22 |
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操業 | 2011年 2015年D&D分社化 |
敷地面積 | 96,000m² |
主な生産品目 |
ガイドワイヤー関連製品 プレフィルドシリンジ |
各種外部認証 | − |
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