News release
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区 社長:新宅 祐太郎)は、胸部大動脈や弓部分岐動脈の人工血管への置換手術の際、吻合(ふんごう)部に用いる止血材「Hydrofit(ハイドロフィット)」を、2月4日より医療機関向けに発売いたします。2016年度に1億円の売上を目指します。
なお、本製品は三洋化成工業株式会社が製造し、テルモが販売いたします。
「Hydrofit」は血液中の水分と反応して被膜を形成するので、患者さんの血液凝固能に頼らない、物理的な止血が期待できます。組織接着性が高く、柔軟で弾力性のある被膜になるため、心臓の拍動にも追随します。患者さんの安全性に配慮し、非生物由来のウレタン素材を使用しているため、生物由来素材を用いた場合の感染などのリスク回避が期待できる、新しいタイプの止血材です。
また、あらかじめ止血材が注射器に充填されている「プレフィルドタイプ」のため、医療現場の効率性を高めます。
テルモは「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、医療の安全性、効率性を高めた製品の提供に努めています。本製品も、この一環として取り組んでまいります。
- ※
Hydrofit、ハイドロフィットはマツダイトのペットネームです。
テルモ概要
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。