テルモの動物実験の実施体制は、「動物の愛護及び管理に関する法律」「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準」等、関連法令やガイドラインに基づき社内規程を定め、倫理性と科学性の両立を図っています。
動物実験を適正に実施するため、社内には動物実験委員会が設置され、法令で定められた3R(Replacement:動物を使用しない研究への代替、Reduction:動物数の削減、Refinement:動物の受ける苦痛の軽減)の理念に加え、4番目のR(Responsibility:実験責任)を果たせるよう、実験計画の審査、終了の確認、動物福祉(Animal welfare)に配慮した動物の飼養管理、定期的な自己点検を実行しています。また、実験者を対象に、動物実験への倫理的配慮や科学的妥当性、法令の最新情報、安全衛生等に関する教育を定期的に実施し、適正な実施に努めています。
さらに、湘南センターにおいて、2017年2月に国際的な動物実験施設の第三者認証機関であるAAALAC(国際実験動物ケア評価認証協会)の完全認証を取得しました。これにより、当社で実施している動物実験は国際基準に適合している事が証明されました。