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DE&I(多様性、公平性、包摂性)

ダイバーシティ&インクルージョン
TERUMO DE&I
  • テルモ DE&I ロゴ
    (テルモグループ社内でのみ使用)
    さまざまな色合いが重なりあった DE&I の文字は、アソシエイトに見立てている。個々の違いを尊重し、その状況に応じた適切なリソースを提供することで、それぞれが最大限に能力を発揮し、Terumo を支え、さらに成長していく様子を表現。

テルモは世界160以上の国と地域でビジネスを展開しており、現在、売上高の約75%が海外です。また、テルモグループ30,000人以上のアソシエイト(社員)のうち約80%が日本以外で働いています。テルモの持続的成長のためには、多様なアソシエイトが個々の違いを尊重し、互いに敬意を持ち、一人ひとりが本来の力を発揮し合うことで、価値創造につなげることが大切だと考えています。

国籍や職種、世代などが異なるアソシエイトから構成される「グローバルDE&Iカウンシル」を設立し、2022年3月にテルモグループ共通のDE&I フィロソフィーと、DE&Iに関する行動や判断の基準となる「DE&I ガイディングプリンシプル」を制定しました。DE&I フィロソフィーとDE&I ガイディングプリンシプルは、テルモのコアバリューズやテルモグループ行動規範に基づき、インクルーシブな文化・風土を醸成し、企業活動に根付かせることを明記しています。

DE&I フィロソフィー

テルモは、多様性や公平性があり、誰もが受け入れられる包摂性のある風土をグローバルに醸成します。

DE&I ガイディングプリンシプル

テルモでは、個々の違いを尊重し、互いに敬意を持ち、誰もが本来の力を発揮し合います。それによって、新たな価値を生み出し、グローバル社会の多様なヘルスケアニーズに応えます。
そのためにも、

  • 私たちは、コアバリューズとテルモグループ行動規範に則って行動することを約束します。
  • 私たちは、ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包摂性)を推進し、私たちのポリシーや業務プロセスに組み込み、実践します。
  • 私たちは、差別、暴力、憎しみなど、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンを損なう言動を許しません。

女性の活躍推進

テルモでは、多様な価値観を認め合い、企業の成長につなげていく第一歩として、経営トップが女性の活躍を推進していくことをコミットしています。これに基づき、女性がさらに活躍できる環境・風土・意識を整えていくために、男女を問わず自分自身の価値観やこれからのキャリアについて考える機会を提供し、多様なアソシエイトが相互に認め合い、働きやすい職場で活躍するための風土づくりを推進しています。2023年3月末現在のテルモの女性アソシエイト比率は18.9%、女性管理職比率は9.6 %となっています。

女性管理職人数および比率(テルモ株式会社)

  2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
人数(人) 67 69 73 90
比率(%) 7.7 8.1 8.4 9.6
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ダイバーシティ・マネジメント研修

グローバル人財の活躍推進

テルモグループは、人種や国籍に関わらず多様な人財が活躍できる組織を目指しています。グループでの主な取り組みとして、日本から海外グループ各社へ、また海外グループ会社間で国や組織を越えた人財の登用を行う「グローバルモビリティプログラム」を実施し、地域や事業を越えて多様な人財の活躍を推進しています。

日本では、国籍を問わず海外の人財を採用する活動を実施しており、外国人留学生や海外の大学生のインターンシップの受け入れなどを通じて、グローバル人財の採用を推進しています。また、国籍や言語に関わらず、アソシエイトがより働きやすい環境づくりを進めており、外国籍アソシエイトが英語で社内生活を送れるよう、案内メールやオフィス内の掲示のバイリンガル化など、社内インフラの整備を行っています。

シニアの活躍推進

テルモでは、アソシエイトが定年後も優れたスキル・ノウハウを発揮するための「定年退職者再雇用制度(テルモ・エキスパート・システム:TES)」を1998年度から導入しており、現在も多くの方々が、長年培ってきた専門力を発揮して活躍を続けています。その活躍は専門分野のみならず、若手アソシエイトへの指導や助言など、さまざまな場面でベテランの豊かな経験が会社を支える力となっています。また、シニアのアソシエイトのより一層の活躍を支援する取り組みとして、キャリアアドバイザー制度を導入しています。社内のマネジメント経験者から任命されたアドバイザーが、再雇用されたアソシエイト全員と個別面談等を実施し、課題の早期把握やさまざまなアドバイスを実施しています。

障がい者雇用への取り組み

テルモでは、障がい者の雇用促進に努めています。2018年度には、障がいを抱えている方がより働きやすく能力を発揮できる環境をさらに支援すべく、通院や入院、体調不良時に安心して休めるように障がい者手帳を保持するアソシエイトを対象に、年間12日の特別休暇を取得できる制度を導入しました。これからも、一人ひとりの能力を最大限に発揮できる取り組みを推進し、雇用の拡大を図っていきます。

性的マイノリティに関する取り組み

テルモでは、異なる背景を持つアソシエイトがお互いを尊重し、一人ひとりがその能力を最大限発揮できる職場環境の実現のため、性的マイノリティ(LGBT等)の視点などでも様々な取り組みを行っています。

  • 就業規則に「性的指向・性自認」へのハラスメント禁止の文言を明記(2017年1月)
  • 「テルモグループ行動規範」に性的指向や性自認によって不当に取り扱われることのない職場をつくり維持するという文言を明記(2019年4月)
  • 全アソシエイトを対象としたハラスメント教育(「性的指向・性自認」へのハラスメント防止を含む)の実施
  • 外部講師による講演会やセミナーの実施

その他の取り組みについては、テルモレポートESG情報編をご覧ください。

ダイバーシティ関連データ

  2020年度 2021年度 2022年度
女性管理職
人数・比率
管理職合計(人) 852 865 942
女性管理職(人) 69 73 90
女性管理職比率(%) 8.1 8.4 9.6
  部長級相当 合計(人) 170 161 219
  部長級相当 女性(人) 12 11 16
  部長級相当 女性比率(%) 7.1 6.8 7.3
  課長級相当 合計(人) 682 704 723
  課長級相当 女性(人) 57 62 74
  課長級相当 女性比率(%) 8.4 8.8 10.2
女性管理職
登用人数・比率
合計(人) 54 68 163
  女性(人) 4 8 26
  女性比率(%) 7.4 11.8 16.0
主任級相当職
女性人数・比率
合計(人) 1,206 1,224 1,178
  女性(人) 184 201 217
  女性比率(%) 15.3 16.4 18.4
TES*制度利用者数
および移行率
定年退職者数(人) 130 128 175
TES制度利用者数(人) 110 103 136
TES移行率(%) 84.6 80.5 77.7
障がい者雇用率(%) 2.27 2.30 2.26

対象:テルモ株式会社

  • *

    TES:テルモ・エキスパート・システム(定年退職者再雇用制度)

その他詳細は、「女性の活躍推進企業データベース」をご覧ください。