テルモ、世界最少充填量の人工肺「Capiox NX19」を米欧で発売

2019年1月17日

 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、このたび、世界最少※1充填量の人工肺「Capiox NX19」(キャピオックス NX19)を米国と欧州で発売しました。今後、日本を含むアジア各地域での販売を予定しています。

 人工肺は、心臓外科における手術などの際、一時的に肺の機能を代行する医療機器です。酸素と二酸化炭素のガス交換をするために、製品内に血液を充填する必要がありますが、充填量が増えると身体への負担も大きくなります。

 製品の改良にあたり、従来品の材質や構造を大きく見直しました。その結果、ガス交換性能を維持しながらも、血液充填量を従来品よりも約3割減らすことができ、輸血の削減や急性腎障害(AKI)リスクの低下が期待されます。また、手術時間の短縮を目指して、手術中の体温管理に関係する熱交換性能も約2割向上させることができました。※2

 テルモは、世界で初めてホローファイバー(中空糸)型人工肺を開発し、その人工肺は、安定したガス交換性能、小型化された構造などから1982年の発売以降、世界に広く普及しています※3。今後も、高品質で安全な人工肺を提供し、企業理念「医療を通じて社会に貢献する」ことを実践してまいります。

  • ※1:

    テルモ調べ。

  • ※2:

    心臓手術は、一般的に臓器の代謝量と酸素消費量を下げるために体温を下げて行われます。手術中の体温は、人工肺を通る血液の温度を変化させることで調整します。そのため、人工肺の熱交換性能が高まることは、手術中の体温管理の向上に役立ちます。

  • ※3:

    数量シェア国内52%・1位、世界25%・2位。テルモ調べ。

テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。

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