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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:鮫島 光)は、生物多様性を含む自然環境の保全・再生に向けたグループ全体の行動指針として、「テルモグループ 自然に関するステートメント」を制定しました。

 当社は、水資源をはじめとした自然からの恩恵を受けて事業を運営しており、また事業活動を通じて生物多様性や生態系等の自然環境に影響を及ぼしています。環境負荷を低減し、自然環境の保全・再生に向けた行動を推進することは企業としての責務だと考えており、「環境負荷の低減」をサステナビリティ重点活動テーマの一つに位置付け、その実現のために積極的に取り組んでいます。

 「テルモグループ 自然に関するステートメント」は、こうした取り組みをより一層加速するために、自然環境の保全・再生に向けた具体的な行動指針をまとめたものです。この指針に基づき、事業活動及びバリューチェーンを通じた自然への依存と影響、及びそれに伴うリスクと機会について評価を行い、重要な環境課題を特定した上で、その課題解決に向けた行動を推進します。

 自然環境の保全や自然に配慮した資源利用の具体策としては、以下の取り組みを実施していきます。

  • 環境管理活動を通した環境汚染防止

  • 操業地の新設や変更の際の自然環境への配慮

  • 「Human × Eco開発指針*」を通じたバリューチェーンにおける環境負荷低減

  • 地域社会と連携した自然環境の保全と再生を含むネイチャーポジティブへの取り組み

  • 環境に配慮した持続可能な原材料の採用

 また、本ステートメントの制定に先立ち、「テルモグループ環境・安全衛生方針」を改定しました。本改定では、自然環境の保全や気候変動問題への対応、資源循環社会の形成に向けた当社の考え方や方針等を反映しています。

 「テルモグループ 自然に関するステートメント」および「テルモグループ環境・安全衛生方針」の詳細は、以下のリンクからご確認ください。

テルモグループ 自然に関するステートメント
テルモグループ環境・安全衛生方針

 テルモは今後も、ステークホルダーと協働して地球環境問題に対して積極的に取り組むことで、持続可能な社会の実現に貢献すると共に、当社事業のバリューチェーン全体のレジリエンス強化を目指してまいります。

* Human × Eco開発指針:人にも環境にもやさしい製品開発を促進するために制定したテルモ独自の基準

(参考)環境保全・再生に向けた具体的な取り組み例:テルモ富士山森づくり

テルモは、静岡県に2つの工場を有し、富士山麓から湧き出る地下水を利用して医療機器や医薬品などを生産しています。自然の恵みを利用して事業を行う企業として、台風で倒木などの被害を受けた富士山の森林を、郷土樹種の植林を通して、災害に強く、また地下水の源にもなる自然林に再生させる活動「テルモ富士山森づくり」を2003年度から行っています。
 

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。