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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:鮫島 光)は、このたび、硬性子宮鏡「オペラスコープ」、細胞増殖システム「Quantum Flex(カンタムフレックス)」の2製品が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2024年度グッドデザイン賞」を受賞したことをお知らせします。

 グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、形のある無しに関わらず、課題の解決や新たなテーマ発見を導くデザインを評価・顕彰しています。テルモは、1989年に人工肺「キャピオックスE CX-E30」で初めて同賞を受賞し、1996年以来29年連続で受賞しています。

 テルモはこれからも、「医療の進化」と「患者さんのQOL向上」への貢献を追求し、人々の健康といのちを支える価値ある製品やサービスを届けてまいります。

 

受賞製品と審査委員の評価コメント

※審査委員の評価コメントは、グッドデザイン賞ウェブサイトに掲載されている情報を引用。

 

硬性子宮鏡 「オペラスコープ」

 完全ディスポーザブルなオペラスコープのパッケージにより、さまざまな外来クリニックでの子宮鏡手術の実現を可能にする画期的なデザインソリューションである。軽微なポリープなどの病変除去を、手術室のある大病院ではなく、たとえば日常的に通院しているクリニックでも行える可能性が広がり、多くの女性にとっての治療負担を軽減するものである。内視鏡光源とビデオシステム、モニターなど必要なものが全てパッケージに入っており、滅菌の手間も省けることから、導入のための敷居を下げ、多くの機関への展開可能性があり、日本における、婦人科医療の数や質の問題解決にも貢献するデザインとして評価する。
 
 
オペラスコープ製品写真
オペラスコープ
 
 
 

細胞増殖システム 「Quantum Flex」

 本製品は、大きな可能性を秘めている細胞療法の開発者に向けてデザインされた、細胞増殖システムである。従来の細胞培養の工程と異なり、本製品ではほとんどのプロセスが自動化され、かつ機能的にも閉鎖されたプラットフォームが丁寧にデザインされている点が高く評価された。具体例として、iPS細胞を用いた治療のための自動培養工程の確立に向けた研究に採用されるなど、今後の更なる実装が期待される。本製品のデザインに関わった関係者のみなさまに、深く敬意を表したい。

 

カンタムフレックス製品写真
Quantum Flex

 

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。