News release
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:鮫島 光)は、丸石製薬株式会社(本社:大阪市鶴見区、代表取締役社長執行役員:井上 勝人)とテルモが共同開発したプレフィルドシリンジ製剤『スガマデクス静注液 200mg シリンジ「マルイシ」』が、本年5月27日に丸石製薬から発売されたことをお知らせします。
本製品は、麻酔による筋弛緩状態からの回復のために投与する医薬品(筋弛緩回復剤)であり、全身麻酔を伴う手術などの際に使用します。
プレフィルドシリンジ製剤は、薬液があらかじめシリンジ(注射器)に充填された状態で出荷される製剤です。使用の際に薬液をバイアルやアンプルといった容器から注射器に吸い上げる必要がないため、医療現場において迅速な投与ができることに加え、薬剤の取り違えリスクの低減にもつながります。
テルモでは、プレフィルドシリンジの開発で培った独自の技術を生かし、薬剤に適した素材技術を組み合わせたデバイスの開発や、医薬品と医療機器のコンビネーションプロダクトの設計・製造を製薬企業と共同で行う「ファーマシューティカルソリューション事業」を展開しています。
テルモは今後も、製薬企業とのパートナーシップを通じて、製品の初期開発から商用製造までを包括的に支援するサービスを提供し、患者さんにとって必要な薬剤を、安全かつ確実に提供することに貢献してまいります。
テルモ概要
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。