
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
「デジタルツイン」を構築し、患者さん中心の医療の追求を支援
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、株式会社フロンティア・フィールド(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼CEO:佐藤 康行、以下 「フロンティア・フィールド」)による第三者割当増資を引き受け、同社と資本業務提携を行います。
フロンティア・フィールドは、「医療のICTプラットフォームを創り、医療をデジタル化する」をビジョンに掲げ、全国各地の医療機関に対してセキュアな環境下で医療機関のDXを実現するスマートフォンサービス「日病モバイル」を提供するとともに、医療現場の働き方改革を推進するアプリケーションの開発・提供を行っています。「日病モバイル」は、ナースコールや電子カルテ連携、グループチャット、緊急通報機能、端末の遠隔管理など、医療現場で必要な機能を標準搭載するとともに、専用回線で直接接続する閉域ネットワーク上での動作により高いセキュリティレベルで安心・安全に利用できる環境を実現しています。
テルモとフロンティア・フィールドは、資本業務提携を通じて、医療従事者の働き方改革とチーム医療の促進を支援するソリューションの開発および医療機関への提案に共同で取り組みます。
具体的には、「日病モバイル」とテルモの輸液ポンプ・シリンジポンプ、通信機能付きバイタルサイン測定機器シリーズ「HRジョイント™」、腹膜透析関連機器などのデータを連携することで、「日病モバイル」のプラットフォームを通して患者さんのリアルタイムな情報にいつでもアクセス可能な「デジタルツイン*」を構築します。これにより、医療従事者が場所や時間の制約を超えて患者さんを常に見守ることができる環境を実現し、患者さん中心の医療を追求する医療機関の取り組みを支援します。
テルモは今後も、医療現場のデジタルトランスフォーメーションや医療従事者の負荷低減など、医療機関が抱える課題を解決する革新的な製品やサービスを提供し、「医療の進化」と「患者さんのQOL向上」に貢献してまいります。
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。