
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、BSN medical(本社:ドイツ ハンブルグ、代表:Karsten Hemmrich 他2名)との合弁関係を2024年3月末で解消し、合弁会社であるテルモ・ビーエスエヌ株式会社(以下TBSN)を解散します。
TBSNは、テルモとドイツのヘルスケア企業であるバイヤスドルフの合弁会社として1998年に設立されました。現在の出資比率はテルモが49%、BSN medicalが51%であり、BSN medicalの圧迫療法製品と創傷ケア製品を、テルモを通じて日本国内で販売しています。
合弁会社の設立時から医療を取り巻く環境が大きく変化する中、テルモはBSN medicalの親会社であるEssityと、パートナーシップのあり方について継続的に議論を重ねてきました。このたび、TBSNが手掛ける圧迫療法事業と創傷ケア事業が医療現場に提供する価値を最大化していくためには、合弁関係を解消し、Essityと新たなパートナーとの間で事業を継続することが最適であるとの結論に至りました。
Essityは、合弁関係解消後の新たな販売パートナーとして、現在TBSNが手掛けている圧迫療法製品についてはエア・ウォーター株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長・CEO:豊田 喜久夫)のグループ会社と、創傷ケア製品についてはセンチュリーメディカル株式会社(本社:東京都品川区、社長:藤岡 俊彦)と、それぞれ協議を進めています。テルモは、医療現場や患者さんにご迷惑をおかけすることがないよう、Essityと連携し円滑な販売移管に努めてまいります。
なお、TBSNは2024年3月末で事業活動を終了し、法的手続きを完了した後、解散する予定です。
テルモは5カ年成長戦略「GS26」のもと、注力分野への経営資源の集中を加速しています。今回の合弁関係の解消も、事業ポートフォリオ最適化の取り組みの一環となります。
テルモはこれからも、「医療の進化」と「患者さんのQOL向上」への貢献を追求し、人々の健康といのちを支える価値ある製品やサービスを提供してまいります。
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。