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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、このたび心臓血管関連製品を生産するベトナム工場(ハノイ市)敷地内に大型の太陽光発電パネルを導入します。2022年度中の設置完了を予定しており、電力使用に伴うCO2(二酸化炭素)排出を削減するとともに、グリーン電力証書を組み合わせることで、工場の全使用電力を再生可能エネルギー由来(CO2排出実質ゼロ)とします。

 ベトナムでは石炭火力が電力供給の主要な電源となっており、近年の電力供給量の増加に伴い、環境に与える影響も注目されています。

 このような中で、ベトナム工場では、2022年度に工場の全3棟に総出力約3.15メガワットほどの太陽光発電パネルを設置します。この取り組みで、年間約2,700tのCO2を削減し、工場全体の消費電力の14%をまかなう予定です。また、CO2排出削減に加えて、自社内での発電による安定した工場稼働を目指します。

 さらに、ベトナム国内で再生可能エネルギーにより発電された電力由来のグリーン電力証書「I-REC*を取得することで、2022年度中にベトナム工場における全使用電力を再生可能エネルギー由来とし、電力使用に伴うCO2排出実質ゼロを達成する見通しです。

 テルモは、2040年までに事業活動における温室効果ガス排出量(スコープ1+2)のカーボンニュートラル*2達成を掲げています。事業活動に伴うCO2排出量や廃棄物の削減、資源の有効活用、人にも環境にもやさしい製品の開発などをテーマに環境負荷の低減に取り組んでいます。これらの活動を通じ、世界的な課題である気候変動リスクの低減に向けて、グループ全体で対応してまいります。

  • 20220329-2

    テルモベトナム工場(ハノイ市)

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  • *1 International Renewable Energy Certificateの略です。非営利組織である The I-REC Standard が提供する「ルールブック群及びそれに基づく電子的なトラッキングシステム」により認証・発行される再生可能エネルギー電力証書です。
  • *2 カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることです。

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。