
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
最大50億円を投資し、医療機器スタートアップを支援
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、米国ベンチャーキャピタルのストラテジック・ヘルスケア・インベストメント・パートナーズ(カリフォルニア州)とカタリスト・ヘルス・ベンチャーズ(マサチューセッツ州)のファンドに、それぞれ最大2,500万米ドル、合計5,000万米ドル(約53億円*)を投資することを決定しました。
両ファンドは、医療機器スタートアップへの投資に特化しています。資金援助に加え、医療機器の事業戦略や法規制に詳しい運用チームが投資先を支援し、製品開発と商業化を促進します。
医療機器業界におけるこのような出資は、企業の研究開発や事業開発を補完し、新技術の獲得や事業買収につながる戦略の一つになっています。テルモも2013年から、エマージェント・メディカル・パートナーズ(カリフォルニア州)のファンドに参画し、社員を常駐させています。同ファンドを足場にテルモ独自のネットワークを構築し、6年間で2,000件を超えるスタートアップを評価してきました。そこで培われた経験を生かして、ファンドへの投資に加え、テルモとしても直接スタートアップへの出資をしています。この活動により、事業戦略に合う新技術を獲得するとともに、革新的なアイデアを見極める能力の向上につなげています。
今回は、米国西海岸のみならず東海岸のファンドにも参画し、それぞれのオフィスに常駐者を派遣することで、従来以上に幅広い案件に関与することができます。今後も新規探索に注力し、医療の未充足ニーズ解決に努めてまいります。
*1米ドル=105円で換算
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。