テルモの生分解性薬剤溶出型ビーズ「BioPearl」がCEマーク認証取得 肝臓がん治療に新たな選択肢を提供

2020年4月30日

 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、生分解性の薬剤溶出型ビーズ「BioPearl」がCEマーク認証*1を取得したことをお知らせいたします。3種の抗がん剤を搭載することができ、かつ、生体内で分解される設計が施された世界初*2の特長で、肝臓がん治療に新たな選択肢を提供いたします。

 BioPearlは抗がん剤を搭載した塞栓ビーズで、肝動脈化学塞栓療法(TACE: Trans-catheter Arterial Chemo Embolization)で使用します。TACEは、肝臓がんが肝動脈から栄養を取り込む特性を利用して、カテーテルを通して、栄養の遮断(兵糧攻め)と抗がん剤投与を同時に行う治療法です。がん細胞の手前の肝動脈を塞栓物質でふさぎ、栄養を取り込めなくして、さらに、直接抗がん剤を投与します。

 BioPearlはカテーテルで投与されると、がん細胞に近い肝動脈を塞栓しながら、抗がん剤を徐々に溶出し、がん細胞を攻撃します。さらに、薬剤の溶出後にビーズが分解される設計が施されているため、血管が再び開通し、繰り返し治療を行うことが可能になるといった効果が期待されています。

 テルモは、今後も医療現場のニーズを的確に捉え、価値ある製品やサービスを通じて医療に貢献してまいります。


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    TACEのイメージ

  • *1

    CEマーク認証は適用されるEU指令(EU:欧州連合)の要件を当該製品が満たしていることを示すもので、医療機器を欧州で販売するためにはCEマーク認証を取得する必要があります。

  • *2

    テルモ調べ

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