News release
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)の米国子会社Terumo BCT, Inc.(以下、テルモBCT、所在地:米国、コロラド州)は、このたび米国コロラド州オーロラ市にあるCSL Plasma社(米国、フロリダ州)の血漿採取センターで、原料血漿採取システム「Rika」を使用した、初のドナーからの血漿採取が完了したことをお知らせします。
Rikaは、2022年3月にFDA認証を取得した原料血漿採取システムであり、拡大する血漿分画製剤の需要に応えることを目的に開発されました。これまで業界平均の約3倍の研究開発費を原料血漿採取の技術に投じ、今年5月にRikaのディスポーザブル製品を生産するリトルトン工場を竣工するなど、導入に向けた準備を進めてきました。
現在、Rikaは限定上市の段階で、今後、米国にある他のCSL Plasmaの血漿採取センターへシステムを順次導入する予定です。このたび初めてのドナーからの血漿採取が無事完了したことは、今後のRikaの展開に向けた大きなマイルストーンとなります。さらに今後は製品のみならず、血漿採取センターの運営業務を支援するソフトウェアなどを通して一連のプロセスの効率を向上し、原料血漿採取に革新をもたらすエコシステムを提供していくことを目指します。
テルモBCTは、血液や細胞採取の技術を通して、難病の治療など多くの患者さんの力になる支援を行っています。これからも、医療の進化と患者さんのQOL向上に貢献してまいります。
※本プレスリリースは、テルモBCTが8月4日に発表した内容の一部を和訳・編集したものです。原文はhttps://www.terumobct.com/Pages/News/Press%20Releases/Rika-Plasma-First-Donor.aspxをご覧ください。
テルモBCT概要
テルモ概要
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。