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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応状況について、お知らせいたします。
 世界31カ所の生産拠点の一部では都市封鎖の影響を受けていますが、全体として運営を継続し、それらの影響を最小限にする対策を実施しています。

新型コロナウイルス感染症に対する基本方針

テルモは、企業理念、コアバリューズ、BCPポリシーに基づき、次の3点を基本方針とし、事業活動を推進しています。
1.全ての社員の健康と安全を最優先にした対応を進めること。
2.医療を止めないため、製品の安定供給に最大限努めること。
3.テルモグループの力を結集して、当該ウイルスの感染防止と治療に積極的貢献を図ること。

生産状況

 テルモの生産拠点において、血液バッグを生産するインドの工場は、3月25日から4月15日までの都市封鎖の影響により稼働を停止しています。停止期間中も、顧客に必要な量の在庫を保有しています。今後の操業再開に備えて原材料を確保しており、停止前と同等の水準での生産を目指しています。
 また、注射針などを生産するフィリピンの工場は、政府による移動・活動制限の影響を受け生産の稼働率が低下しています。この制限は、3月15日に始まり4月13日までの予定です。現時点では、一定の在庫を確保していますが、今後、制限期間の延長も懸念されるため、必要な対策を検討しています。新たな状況が分かり次第、お知らせいたします。

 一方、新型コロナウイルスの感染拡大によって必要性が高まっている重症呼吸不全の方に使用される心肺補助システム(ECMOシステム)のハードウェアや電子体温計などについては、1月から増産に着手し、必要とされる医療現場への供給に努めています。

その他の業務状況

 各拠点では、事業所間の往来制限、在宅勤務、時間差業務など、社員の感染リスクを低減し、業務を継続するための予防策を講じています。

新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ

2020年3月12日付「テルモ製品の生産状況に関するお知らせ」
2020年3月3日付「新型コロナウイルス感染症に関する日本国内の社員の勤務状況について」
2020年2月4日付「中国の拠点稼働状況と、現地の医療活動支援に関するお知らせ」

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。