テルモの「ミラソル」の病原体低減化技術、新型コロナウイルスへの有効性を示す研究が国際的な医学誌に受理

2020年4月20日

 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、病原体低減化装置「ミラソル」の新型コロナウイルスに関する研究が、国際的な血液学の医学誌「Vox Sanguinis」に掲載受理されたことをお知らせいたします。
 この研究は、米国子会社のテルモBCT(コロラド州)がコロラド州立大学の研究者と共同で実施したもので、ヒトの血漿製剤と血小板製剤に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が多数存在するときに、ミラソルの病原体低減化技術が有効であることを示しました。

 テルモBCTが開発・販売しているミラソルは、血液の製剤化手順において、リボフラビン(ビタミンB2)を加えて紫外線を照射することで、ウイルス、寄生虫、細菌などの病原体を低減化する装置です。また、輸血時の副作用を抑えるための白血球不活化にも使用されます。全血製剤、血小板製剤、血漿製剤への使用にCEマーク認証*1を取得していて、欧州、中東、アフリカ、アジア、中南米の20カ国以上で導入されています。*2
 新型コロナウイルスに関して、輸血で感染するとの証明はされていませんが、一部の血液センターでは、安全性を高めるために血小板製剤と血漿製剤に対して、ミラソルを使用しています。また、国際輸血学会の研究班が推奨している*3ことから、一部の医療機関では回復期血漿*4を投与する前にウイルスを低減化する目的で、ミラソルによる紫外線照射がされています。

 テルモは、新型コロナウイルス感染症に対して、「グループの力を結集して、当該ウイルスの感染防止と治療に積極的貢献を図ること」を基本方針の一つに掲げています。これからも、新型コロナウイルスに立ち向かう医療現場に、最先端の治療機器から、日常的に使用される医療機器まで幅広い製品を供給することで、積極的に貢献してまいります。

  • ミラソル

  • ミラソル使用イメージ

参考リンク

英文プレスリリース "Terumo BCT's Mirasol Shows Efficacy Against Virus Causing COVID-19 in Plasma and Platelets"

「ミラソル」のアフリカでの使用例(テルモのサステナビリティ「医療課題の解決」事例)

  • *1

    製品が、適用されるEU指令(EU:欧州連合)の要件を満たしていることを示すもので、医療機器を欧州で販売するためにはCEマーク認証を取得する必要があります。

  • *2

    米国、日本での販売は承認されていません。

  • *3

    "Points to consider in the preparation and transfusion of COVID-19 convalescent plasma"

  • *4

    新型コロナウイルス感染症から回復した患者さんの血漿を採取し、血漿中に抗体があることを確認したうえで、他の患者さんに投与する行為。

テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。

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