
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
現場の声を取り入れ多様な人財の働きやすい環境づくりを目指す
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:鮫島 光)は、現場で働くアソシエイト*の声に寄り添い、多様な人財が働きやすい環境づくりを目指すため、静岡県にある愛鷹(あしたか)工場の工場着を30年ぶりに全面リニューアルしました。今回のリニューアルは、愛鷹工場に勤務する約3,800名が対象で、8月から順次切り替えを行っています。
【リニューアルした工場着】
愛鷹工場では従来、異物の付着が視認しやすいなどの理由から、白色の工場着を採用してきました。これまでもジェンダーレスの観点から上着をユニセックスに統一するなどのマイナーチェンジは行ってきましたが、白色はインナーが透けやすいという点に加え、汚れやシミが目立ちやすく、特に女性からは生理時の経血による汚れを気にする声があがるなど、工場着の色に対する要望が多数寄せられていました。こうした現場の声に応え、性別や世代を問わず誰もが安心して働くことができる環境を整備することを目指し、このたび工場着を全面リニューアルしました。
新しい工場着は、色を白色から、汚れやシミが目立ちにくい紺色へと変更しました。安全性や品質管理の面で工場での業務に影響がでないことを検証するため、導入前にさまざまな実験を行ったほか、大規模な着用トライアルを工場内で2度実施することで、愛鷹工場に適した工場着を実現しました。
今回採用した工場着は、色の変更だけではなく、帯電防止機能を有し、ストレッチ性の高い生地となっており、安全性や機能面も改善されています。また、リサイクルのしやすさに配慮した生地を採用し、環境負荷軽減にも貢献します。リニューアル後に実施したアンケートでは、「色に対する不安がなくなり、業務に集中しやすくなった」「着心地や機能面が向上した」などの声が寄せられています。
さらに今回のリニューアルに伴い、新たにマタニティー用の工場着も導入しました。
現在、国内の他の工場も工場着のリニューアルに向けてトライアルの実施や検討を開始しています。テルモは、多様な人財がいきいきと働きやすい環境をつくることで、新たなアイディアの創出を後押しし、医療に革新的なイノベーションを提供してまいります。
*テルモグループでは、社員をともに働く仲間として「アソシエイト」と呼んでいます。
参考リンク
テルモ株式会社DE&I説明概要:https://www.terumo.co.jp/sustainability
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。