テルモ、血糖値管理アプリ「メディセーフデータシェア」と Google「ヘルスコネクト」の連携開始

血糖値・生活習慣データのアプリ間共有で、さらなる利便性の向上と情報の一元管理が可能に

　テルモ株式会社（本社：東京都渋谷区、社長：佐藤 慎次郎）は、血糖値管理アプリ「メディセーフデータシェア for Home^*1」をバージョンアップし、健康やフィットネス情報を管理する Google の Android アプリ「ヘルスコネクト」との連携を開始しました。

　メディセーフデータシェアは、2021年10月にリリースした血糖値管理アプリです。このアプリは、糖尿病のある方が日常的に使用している自己管理ノートと併用することで、素早く、正確に、患者さんと医療従事者をつなぐことをコンセプトにしています。患者さんは、血糖測定器で測定した血糖値をアプリへ手動で入力、または血糖測定器からデータを転送することで、スマートフォンやパソコンでデータをいつでも、どこでも記録・管理・閲覧することができます。さらに、血圧管理の機能も拡充しより使いやすいものとしてご愛用いただいています。また、アプリに入力されたデータは、クラウド経由で即時に主治医やご家族、他の医療機関と共有することが可能です。

　今回のバージョンアップにより、ヘルスコネクトに対応した他のアプリで登録した体重・歩数などのデータをメディセーフデータシェアに自動で反映・一元的に閲覧できるようになりました。これまでは、他のアプリで取得した生活習慣データは手動で入力する必要があったため、入力の手間と時間を省くことができます。

　生活習慣データを記録しやすくすることで、医療従事者がより豊富な情報を確認することができ、その情報をもとに適切な治療方針を提案することができます。例えば、２型糖尿病のある方は、血糖値情報だけではなく、毎日の運動習慣なども治療方針を決めるにあたって有用な情報となります。スマートフォンやウェアラブルデバイスで記録される日々の歩数が自動でメディセーフデータシェアに記録されることで、医師が患者さんの運動量を参考に、適切なアドバイスをすることが可能になります。

　テルモは、糖尿病のある方の快適な生活の実現と、患者さんと医療従事者をつなぐサポートの充実に向けて、今後もメディセーフデータシェアの機能性向上や患者さんに寄り添ったソリューションを提供していきます。

「メディセーフデータシェア for Home」

本アプリの詳細は下記URLをご参照ください。

https://msds.terumo.co.jp

 

 

 Google Android アプリ「ヘルスコネクト」

　ヘルスコネクトはお気に入りのアプリや、ウェアラブルデバイス、体重計など、さまざまな健康・フィットネス関連のデータを安全に保管し、連携するプラットフォームです。健康に関する情報をまとめてヘルスコネクトで管理することで、個々のアプリを通じて新たな発見や健康改善のヒントが得られるようになります。
　2023年12月現在、グローバルで数百社のアプリがヘルスコネクトと連携しています。2023年4月から、日本でもヘルスコネクトとの連携に対応したアプリが使用可能になりました。

 

連携が可能なデータ^*2

ヘルスコネクトから読み取れるデータ	基礎体温、体温、酸素飽和度、歩数、体重
メディセーフデータシェアから書き込めるデータ	基礎体温、体温、血糖値、血圧、酸素飽和度

 

 

^{*1 ヘルスコネクトとの連携は Android 版アプリのみ
*2　メディセーフデータシェア for Home バージョン2.1}