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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、メディカルケアソリューションズカンパニーの新棟工場を、甲府工場内(山梨県昭和町)に建設します。投資額は522億円を見込んでおり、2025年度に竣工を予定しています。新棟工場では、医療機器と医薬品を組み合わせたコンビネーション製品の開発製造受託(CDMO)や、腹膜透析関連製品の生産を行う予定です。また、将来のさらなる増設を見据えた生産スペースも確保する予定です。

 テルモはこれからも、これまで培ってきた強みを生かしたソリューションの提供をさらに充実させることで、患者さんのケアの質向上と医療の変革に貢献し、医療に関わるすべての人に「やさしい医療」を提供してまいります。

テルモの開発製造受託(CDMO)について

 テルモのCDMOは、製薬企業とのパートナーシップを通じて、薬剤充填デバイスの設計から商用製造まで一貫してサポートするソリューションビジネスです。薬剤に適した素材技術を組み合わせたデバイスの開発や、高度な製造技術を活かした医療機器と医薬品のコンビネーション製品の設計・製造を行っています。また、世界的に需要が増加することが予想されるため、昨年海外の製薬企業向けに、グローバルでCDMOビジネスを拡大しました。
 なお、現在、エーザイ株式会社(本社:東京都文京区)が開発中のアルツハイマー病治療薬のコンビネーション製品(オートインジェクター製剤)について、同社と共同開発を行っております。 
 CDMOは、2022年度から始まった5カ年成長戦略「GS26」の成長の柱の一つとなることが期待されており、グローバルの需要に対応できる生産体制構築を進めていく予定です。
 

テルモの腹膜透析関連製品について

 テルモは、患者さんのライフスタイルを保ちやすい「腹膜透析療法(PD)」を推進しています。近年増加している高齢の腹膜透析患者さんに、簡単かつ安全に腹膜透析療法を行えるよう、使いやすさや感染対策に配慮したデバイスを提供するとともに、患者さんの身体への負担軽減を目指した透析液の開発などを行っています。
 今回の新棟工場建設を通じ、今後も増加すると予想される製品需要に応え、患者さんの生活に寄り添うやさしい医療に貢献していきます。
 

参考:テルモグループの主な生産拠点

(国内)
富士宮工場(静岡県)
愛鷹工場(静岡県)
甲府工場(山梨県)
テルモ山口株式会社(山口県) 他
https://www.terumo.co.jp/about/factory/

(海外)
テルモBCT社(アメリカ)
テルモペンポール社(インド)
テルモベトナム社(ベトナム)
テルモメディカル社(アメリカ)
テルモヨーロッパ社(ベルギー)
テルモカーディオバスキュラーコスタリカ社(コスタリカ)
テルモ医療産品(杭州)有限公司(中国)
テルモフィリピンズ社(フィリピン) 他

生産拠点 34(国内 8 海外26) 2023年3月末現在

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。