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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、2030年度を目標年度とするテルモグループの温室効果ガス排出量削減目標について、Science Based Targets イニシアチブ(SBTi)*1の「1.5℃水準」*2認定を取得しました。

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 このたびSBTiから認定を取得した「1.5℃水準」の目標では、2030年度までに、スコープ1とスコープ2で温室効果ガスの排出量を2018年度比で50.4%削減すること、スコープ3で売上収益あたりの排出量を2018年度比で60%削減することを目指しています。

 テルモは、2020年にSBTiから「Well Below 2℃水準」*3の認定を取得しました。その後、2022年3月に「2040年カーボンニュートラル宣言」を発表し、省エネルギーの推進や工場への太陽光発電パネルの設置による再生可能エネルギーの活用など、事業活動に伴う温室効果ガス排出量の削減を進めてきました。また、廃棄物の削減、資源の有効活用、人にも環境にもやさしい製品の開発などにも取り組んでいます。

 テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、患者さんや医療従事者、ステークホルダーの皆様の声に広く耳を傾けながら、持続可能な社会の実現と、テルモグループの持続的な成長の両立を目指しています。サステナビリティ基本方針の中で、環境負荷の低減を重点活動テーマの一つに位置付けており、世界的な課題である気候変動リスクの低減に向けて、今後もグループ全体で取り組んでまいります。
 

テルモグループの温室効果ガス排出量削減目標

スコープ1+2

・2030年度までに、温室効果ガス排出量を2018年度比で50.4%削減
・2030年度までに、使用電力の再生可能エネルギー比率を50%
・2040年度までに、カーボンニュートラルを実現

スコープ3

・2030年度までに、売上収益あたりの温室効果ガス排出量を2018年度比で60%削減

(スコープ説明)
スコープ1: 直接排出(燃料燃焼などの自社の排出)
スコープ2: 購入した電気などのエネルギー生産に伴う間接排出(電力事業者などの排出)
スコープ3: スコープ2以外の間接排出(原料生産、輸送、廃棄などの他社の排出)

*1 CDP、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)によって設立されたイニシアチブ。産業革命前と比較して世界の平均気温の上昇を1.5℃に抑えるという目標の達成に向けて、企業に対し科学的根拠に基づく温室効果ガス排出量削減目標を立てることを求めている。
*2 産業革命前と比較して気温上昇を1.5℃に抑える水準。
*3 産業革命前からの気温上昇が2℃を十分に下回る水準。

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。