Move to topTop

 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤慎次郎)は、医療機関のニーズにきめ細やかに対応し、営業活動の効率性をさらに高めていくため、2023年度より「国内営業組織の再編・強化」と「販売体制の最適化」を軸とした営業フォーメーション改革を実施します。

 人口減少や高齢化に伴う医療ニーズの変化や労働人口の減少を見据え、今後も各都道府県で質の高い医療を提供し続けられるよう「地域医療構想」が2014年に制度化されました。本構想は、2025年を目標に、医療機能の分化(高度急性期、急性期、回復期、慢性期)と医療機関の連携を進め、効率的な医療提供体制を実現することを目指しています。

 テルモは、こうした国内の医療動向の変化を見据え、各医療機能の特徴にあわせたソリューションをより適時適切に提供し、医療現場の課題解決と患者さんのQOL向上へ貢献するため、国内営業のフォーメーション改革を行います。具体的には、医療機能の分化によるニーズ変化に応えるための営業組織の再編・強化と、市場環境に即した販売体制の最適化を2023年度に進めていきます。

 

営業組織の再編・強化

各医療機能に沿った緻密な戦略展開を通じて、より質の高い情報提供を行い、医療現場の課題解決に貢献することを目的としています。

■ブロック営業部の発足
地域医療構想の「回復期」「慢性期」機能およびかかりつけ医機能を担う医療機関を担当する「ブロック営業部」を新設します。テルモの各事業*の製品を横断的に担い、より付加価値の高い総合的なソリューションの提供を目指します。

■専任営業担当者の拡大
「高度急性期」「急性期」の機能を担う医療機関や、専門知識が求められる「糖尿病」や「リーナルケア」などの領域においては、営業担当者の専任化をさらに推進し、体制を強化します。

 

販売体制の最適化

2023年4月現在、国内に35ヶ所ある営業支店・営業所・オフィスを今年度中に約25%集約し、さらなる生産性の向上を目指します。テルモでは、2021年に営業活動データの一元化・共有・活用を目的として、顧客関係管理ツール(CRM)と営業支援ツール(SFA)を刷新しています。このようなデジタルツールを活用したプロモーションやインサイドセールスを今後さらに発展させ、オフィスを軸にした従来型の営業活動スタイルから進化していきます。

また、今後も安定的な製品供給に注力していくとともに、昨今の原材料価格や輸送コストの高騰などの厳しい市場環境を受け、2023年度は価格政策の適切な見直しも行ってまいります。



 テルモはこれからも、安全・安心の製品とサービス、そして丁寧で価値の高いソリューションの提供を通じて、医療現場に存在する課題と向き合いながら、新たな価値創出に取り組んでまいります。
*  テルモは現在、3つのカンパニー(心臓血管カンパニー、メディカルケアソリューションズカンパニー、血液・細胞テクノロジーカンパニー)に構成される8つの事業(TIS事業、ニューロバスキュラー事業、カーディオバスキュラー事業、血管事業、ホスピタルケアソリューション事業、ライフケアソリューション事業、ファーマシューティカルソリューション事業、血液・細胞テクノロジー)で事業を展開しています。

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。