
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
小型で取り回しがしやすい形状を採用、感染対策にも配慮
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、3月1日より、医用電子血圧計H900Dを全国の医療機関向けに販売します。新製品の希望小売価格は29,000円(税抜)で、販売目標は今後5年間の累計で3.4億円です。
H900Dは、血圧測定時の腕帯の加圧を自動で行う、自動加圧式の医用電子血圧計です。テルモでは、自動加圧式と手動加圧式の双方の医用電子血圧計をラインアップすることで、医療従事者の幅広いニーズに対応します。
新製品は、医療現場での取り回しのしやすさを考え、本体の幅を7cm以下に抑えて片手でも持ちやすい形状を採用しています。
さらに、本体の消毒に使用できる薬剤の種類を従来製品*1から大幅に拡大しました。新型コロナウイルスにも有効な次亜塩素酸ナトリウムにも新たに対応し、感染対策に配慮しています。
また、テルモの医療用測定機器に広く搭載されている「HRジョイント」に対応しています。本体をNFC*2リーダ/ライタにかざすことで、測定データを電子カルテに転送することが可能であり、データの入力作業の効率化や未入力・誤入力のリスク低減、タイムリーなデータ共有を実現します。
なお、医療現場で患者さん自らが血圧測定を行う「自己測定」ニーズの高まりに応え、テルモの医用電子血圧計としては初めて*3、患者さんが自己測定しやすいリング腕帯を別売品としてラインアップします。リング腕帯は、2023年6月末までに発売する予定です。
テルモは、1992年に医用電子血圧計事業に参入し、以来、製品の性能向上や使い勝手の改善を継続することで、医療現場の課題解決に貢献してきました。今後も、医療従事者のニーズを的確にとらえ、画期的な製品の開発を続けてまいります。
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。