Move to topTop

※年賀式での社内メッセージの抜粋です。


 全国のアソシエイトのみなさん、あけましておめでとうございます。2023年が幕を開けました。

 今年は、一つの組織に統合されて新しい一歩を踏み出したテルモ山口から、新年のメッセージをお話しできることを嬉しく思っています。テルモ山口は、心臓血管カンパニーのTIS事業と、メディカルケアソリューションズカンパニーのファーマシューティカルソリューション事業の成長を供給面から支える非常に重要な役割を担っています。これからのさらなる飛躍を期待しています。

 さて、テルモは昨年 「医療の進化」と「患者さんのQOL向上」への貢献 というパーパスを掲げました。私は、このパーパス実現のためには、医療現場を理解し、ニーズをつかみ、ソリューションを提供し続ける必要があると考えています。
 一方で、今日、現場の課題やニーズはさらに複雑多様化しています。場合によっては、当事者でさえ、自分が本当に求めているものは何かを認識できていないこともあるでしょう。まだ表面化していないけれどもそこに在るという「潜在的なニーズ」や「未知のニーズ」をどうにか見出し、それを解決するための「ソリューション」を提供することが求められます。これは難しい挑戦です。

 そこで私は、今年、アソシエイトの皆さんと共に「挑む」という言葉を念頭に置いて活動し、私たち一人ひとりが、これまでよりもさらに高い目標に挑戦することで、これまで見えていなかったソリューションを実現していきたいと思います。

 先日、熊本県にある「北里柴三郎記念館」を訪問しました。展示で特に私の目を引いたのは、北里先生がペストの大流行に苦しむ香港へ自ら渡航したというエピソードでした。当時はまだ、ペストの実態が把握できておらず、自身が感染してしまうリスクは計り知れませんでした。しかし、遠隔地からでは、思うようにこの病気を解明する研究ができない。そこで、北里先生は危険を顧みずに渡航し、現地で病原菌を発見するとともに、まん延防止の陣頭指揮をとったのです。   
 これこそまさに、挑戦を通じて「社会へのソリューション」を提供したという一例ではないでしょうか?現場を知り、現場の声を聴き、課題解決に向けたソリューション実現に挑むことは、今も昔も変わらず大切なことなのだと確信しました。

 皆さんもできるだけ医療現場の実態を知る機会を見つけて、自分に何ができるかを考え、行動に移してみてください。我々の創り出したソリューションが世界中の人々の笑顔につながること、そして社会に欠かせない存在であり続けられることを目指したいと思います。

 最後に、本年が皆さんとご家族にとって素晴らしい年となることを祈念して、年頭の辞と致します。今年1年、全社一丸で頑張りましょう!

(ご参考)開催概要 

  • 日時:2023年1月10日(火)9:00~9:30
  • 会場:テルモ山口株式会社(山口県山口市佐山3-22) ※会場から、ウェブ中継でアソシエイトに配信

 

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。