
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、4月20日から半固形流動食の「PGソフトEJ500」を全国の医療機関やテルモネット通販にて販売します。2009年から展開しているPGソフトEJシリーズ*1に、高カロリーの品種を追加することでさまざまな食事パターンを提案し、2024年度までに2億円の売上を目指します。
PGソフトEJは、使いやすさと身体への負担に配慮した半固形流動食です。適度な粘度があり、約10~15分の短時間での摂取が可能です。このたび発売するPGソフトEJ500は、粘度や容器形状はそのままに、1袋で500キロカロリーのエネルギーを摂取できるようになりました。従来のPGソフトEJシリーズよりも食物繊維を多く配合し、GIが低い糖質*2を採用しています。
流動食は、急性期における治療を経たリハビリテーション実施時や、在宅療養などの慢性期まで、多くの方の健康を維持するために必要とされています。一方で、摂取する際の人手や時間の確保が課題となっています。
PGソフトEJ500は、短時間で効率よくエネルギーを摂取できるため、スタッフの負担軽減や、浮いた時間をリハビリやケアに充てることができるよう期待されています。例えば、回復期のリハビリテーション実施中に1日に1,500キロカロリーが必要な方には、3回で十分なエネルギーを取ることができます。また、慢性期では必要エネルギーに応じて、朝晩1日2回で充足できるようになると、昼食を経口の食事練習に充てることも提案可能です。
テルモはこれからも、製品や技術の革新を通して医療の質向上に貢献してまいります。
PGソフトEJ500
既存品は、「PGソフトEJ400」(400キロカロリー)と「PGソフトEJ300」(300キロカロリー)の2品種を展開しています。
GI(グライセミック・インデックス)とは、食品に含まれる糖質の吸収度合いで、食後血糖値の上がりやすさを示した指標です。血糖値の上昇が比較的緩やかな食品は、GIが低いとされています。
製品名 | PGソフトEJ500 |
---|---|
容量 | 333g |
エネルギー | 500kcal |
エネルギー構成比 |
たんぱく質 16% |
保存方法 | 室温保存 |
希望小売価格(税別) | 10,000円 |
包装単位 | 20 |
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。