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 テルモ株式会社の連結子会社であるテルモBCT(米国コロラド州)は、202011月、発展途上国の血液供給を支援する「Global Blood Fund」、アフリカにおける社会課題の解決策を提唱する戦略助言会社「Africa Practice」、アフリカの医療の質向上を目指すコンサルティング会社「Africa Health Business」と共同でCoBACoalition of Blood for Africa)を発足させました。
 
 CoBAは、アフリカで安全で持続可能な血液供給を実現するための官民が連携してできたイニシアチブで、国際機関、公的研究機関、保健省、民間企業、学術機関、NPONGOなど、多数の組織が参画しています。
 
 アフリカ諸国では、出産前後の出血に対する輸血医療をはじめとして、マラリアや鎌状赤血球症による貧血の治療、透析患者さん・がん患者さんへの輸血など、血液への需要がますます高まっています。
 その一方で、安全な血液の供給不足が、依然として大きな医療課題となっています。世界保健機関(WHO)によると、適切な医療水準を維持するためには、国の人口の1%にあたる献血者数の確保が必要とされています。しかし、採血や血液製剤の調製など、輸血サービスを提供するためのインフラ整備の遅れなどにより、多くのアフリカ諸国では、血液の供給量がその水準を下回っています。
 
 この医療課題に対し、テルモは、これまでも国際協力機構(JICA)との官民連携事業としてガーナでの輸血感染対策に取り組むなど、アフリカで安全な血液を供給するためのインフラ整備を支援してきました。しかし、アフリカ全体で安全な血液を十分かつ持続的に供給できる体制を整備することは、単独の組織では困難で、さまざまな組織が連携し、それぞれの強みを生かした多面的な活動が必要です。そのような認識のもと、CoBAでは、調査・研究や政策分析、情報収集を通じて意思決定を支援する「Reflection」、安全な血液の重要性を啓発する「Dialogue」、献血に関する技術的な支援や人材育成などを行う「Action」の3つを軸に活動します。
 
 テルモBCTCoBAの結成を提唱・主導したメンバーとして、これからも、アフリカで安全な血液をより多くの患者さんに届けるための活動に尽力します。
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関連リンク
2020 年1110日英文新闻稿


Termo BCT网站

 

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

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また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。