
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
「Stride Ahead」を記念スローガンに、力強く大きな一歩を
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、本年9月17日に100周年を迎えます。このたび、創立100周年にあたり、「Stride Ahead」を記念スローガンとしました。「その力強く踏み出す大きな一歩がより良い未来の医療へ繋がると信じて」という想いを込めています。
テルモは、良質な国産の体温計を製造するため、1921年に設立。その後、1963年に発売した日本初の「単回使用の注射器」、1982年に発売した世界初の「多孔質ホローファイバー型人工肺」など、数多くの「日本初」、「世界初」の製品を開発。
医療現場のさまざまな課題に向き合い続け、現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療など、幅広い領域で製品・サービスを提供しています。
100年にわたり支えていただいたステークホルダーの皆さまに、心より感謝を申し上げます。そしてこれからも、「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念を実践してまいります。
100周年記念スローガンのロゴ
テルモは1921年9月17日、東京の小さな体温計工場としてスタートしました。
それから100年。医療の世界も、私たち自身も大きく変わりました。
町工場だったテルモの社員数は今や、グループで26,000人を数えるまでに成長。
世界中に構えた30以上の工場から、世界160以上の国と地域にさまざまな製品とサービスをお届けしています。
創業の瞬間から今日まで私たちをつき動かしてきたもの。
それは、常に医療従事者の皆さま、そして患者さんのことを考え、医療の発展に寄与するという、ゆるぎない志です。
長きにわたり支えてくださった多くの皆さまに感謝いたしますとともに、これからも創業の志を片時も忘れずにいること、困難に怯むことなく挑戦を続けることを、お約束いたします。
100年におよぶテルモの軌跡。
それは、医療の進化と共に歩んできた歴史だったと言えます。
それぞれの時代に、社会が医療に求める課題と真正面から向き合い、高品質の製品を医療現場にお届けすることにより、発展を遂げてきました。
常に持ち続けていたのは「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念です。
「人生100年時代」の到来により、予防医療の充実、健康寿命の延伸、個別化医療といった新たなパラダイムを求める動きが活発化しています。また、医療の分野にもデジタル化の波が押し寄せています。
過去の成功にとらわれることなく、次の100年を見据えた変革がテルモ自身にも求められています。グループ総合力を最大限に活用し、新しい医療に挑戦してまいります。
第一次世界大戦が勃発した1914年頃、日本では輸入に大きく頼っていた体温計が不足していました。技術者の竹内英二氏は「竹内テルモ製作所」で体温計の製造販売をしていましたが、同事業は資金的に行き詰まり、知人であり東京医師会会長の笹川三男三博士に援助を求めました。医師の間に良質の体温計を望む声が強いことを知る笹川博士は、竹内氏の事業を中心とした会社の設立を進めます。
1921年9月17日、大日本医師会会長の北里柴三郎博士が設立総会の議長を務め、笹川博士を初代社長として、テルモ株式会社(当時社名「赤線検温器株式会社」)が誕生しました。
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。