
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、当社のペン型注入器用ディスポーザブル注射針に関する発明(以下、本発明)について、公益社団法人発明協会(所在地:東京都港区、会長:野間口有、以下、発明協会)が主催する「令和2年度関東地方発明表彰」において、「文部科学大臣賞」および「実施功績賞」を受賞したことをお知らせします。
本発明は、ペン型注入器を用いてインスリンや成長ホルモン等を自己注射する際に用いる使い切りの針に関するもので、先端を左右非対称の刃面で形成することにより、皮膚に「突き刺す」のではなく、皮膚を「小さく切る」ことで、患者さんの痛みを減らすことを目指したものです。
1型糖尿病患者さんの場合、基本的に毎日、1日4回のインスリン注射を行います。本発明を採用した、当社のペン型注入器用ディスポーザブル注射針は、日々の注射に伴う、患者さんの肉体的、精神的な負担を軽減し、患者さんのQOL(Quality of Life)の向上に貢献することを目指しています。
地方発明表彰は、各地方における発明の奨励・育成を図り、科学技術の向上と地域産業の振興に寄与することを目的として1921年に開始されたものです。全国を8地方に分け、北海道地方発明表彰、東北地方発明表彰、関東地方発明表彰、中部地方発明表彰、近畿地方発明表彰、中国地方発明表彰、四国地方発明表彰、および九州地方発明表彰を実施し、各地方において優秀な発明、考案、または意匠を完成された方々、発明などの実施化に尽力された方々、発明などの指導、育成、奨励に貢献された方々の功績を称え顕彰するものです。
その中でも「文部科学大臣賞」は、優秀な発明等を完成し、その実施効果が高く、地域産業の向上に寄与していると認められる発明の中で、特に優秀と認められるものに贈呈されるものです。また、「実施功績賞」は、高度な発明の完成を企業・団体として支援した功績に対して、発明者の所属する企業や団体の代表者に贈られる賞です。
受賞者
文部科学大臣賞 テルモ株式会社 コーポレートR&Dセンター 大谷内 哲也
テルモ株式会社 研究開発推進部 谷田部 輝幸
――― 実施功績賞 ―――
テルモ株式会社 代表取締役社長CEO 佐藤 慎次郎
公益社団法人発明協会
http://koueki.jiii.or.jp/hyosho/chihatsu/R2/jusho_kanto/detail/monbukagaku2.html
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テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。