
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、テルモ基礎体温表「WOMAN℃ Book」を刷新して、9月4日から、テルモの基礎体温計を扱っている全国のドラッグストアや家電量販店、テルモネット通販ウェブサイトで販売します。
基礎体温とは、身体の動きが一番安静な状態にあるときの体温です。原則起床時に、口中用の体温計で測定し、継続的に記録することで女性ホルモンの動きが確認できます。健康な女性は生理前の排卵期から黄体期にかけて基礎体温が高く、生理中と生理後の卵胞期では基礎体温が相対的に低くなります。正しく変動を記録することで、生理日予測、女性ホルモン分泌の確認や妊娠の可能性など、体調を把握するのに役立ちます。
このたび、簡便に日々の検温結果を記録する手段として、より使いやすい基礎体温表を目指して、2005年に発売したWOMAN℃ Bookを刷新しました。記録できる日数を従来の890日分から、約3年分に相当する1,120日に拡充し、紙質も記入しやすい一般的なノート素材に変更しています。また、表紙は手に取りやすくシックなデザインを意識し、洗練されたオトナの印象に仕上げました。
近年、女性の健康に係る環境は、大きく変化しています。全出生児の5.1%は不妊治療による誕生*1で、35歳~39歳で出産する女性は2005年から2018年の間で9ポイント上昇*2しています。テルモは、基礎体温計「Woman℃」シリーズの販売の他、女性の身体と健康管理に関連するサービスも各種展開しています。例えば、通信機能付き基礎体温計をNFCリーダー/ライター搭載・接続のパソコンにかざすと、検温データが転送される記録ソフトウェアの提供*3や、テルモの基礎体温計と他社の基礎体温管理アプリとの連動*4が可能です。さらに、女性の身体の悩みや健康に関する情報を発信するウェブサイトの提供などを通して、これからも、女性の健康な毎日を支援してまいります。
リニューアルしたWOMAN℃ Book表紙
検温記録ページ(抜粋イメージ)
厚生労働省委託事業「平成29年度不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査研究」より
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30a.pdf
2005年14.4%→2018年23.0%
厚生労働省「平成30年人口動態統計月報年計(概数)の概況」より
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai18/dl/h3-4.pdf
パソコン専用アプリ「WOMAN℃アプリ」
https://womanc.terumo.co.jp/application/index.html
スマートフォン用基礎体温管理アプリ「ルナルナ体温ノート」、「キレイドナビ」
https://womanc.terumo.co.jp/data.html
体温測定は、測定部位や機種によって、正しい検温方法が異なります。
1. 基礎体温計(口中用)は、目が覚めたらそのまま動かずふとんの中で使用します。毎朝なるべく同じ時刻で検温すると、変動の少ない正確な記録ができます。
2. 体温計の先端部を舌下(舌の裏)に入れて、口を軽く閉じて測定を開始します。舌下中央にあるすじの両側にあたるのが正しい位置です。
3. 検温中は起きあがったり、動き回らないようにご注意ください。
製品名 | テルモ基礎体温表ETRC3 |
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ペットネーム | WOMAN℃ Book |
製品コード | XX-ETRC3 |
記録できる日数 | 1,120日分(約3年) |
サイズ | 175mm x 100mm |
希望小売価格(税別) | 300円 |
テルモ 女性の健康情報サイト「基礎体温でカラダと話そう」
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。