
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
「シュアプラグADprotect」で誤操作による外れリスクを低減
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、6月17日に輸液ラインの接続部外れ防止機構付きの「シュアプラグADprotect」を発売します。テルモは2000年に閉鎖式輸液システム「シュアプラグ」シリーズを発売し、以来、医療現場のニーズに合わせて継続的に製品ラインアップを拡充してきました。このたびの製品追加で、さらに医療の安全と質の向上に貢献することを目指します。
シュアプラグADprotectは、中心静脈カテーテル等に接続する閉鎖式コネクタです。通常は、この製品に輸液ラインをつなげて薬剤を投与しますが、患者さんの着替えや入浴の際に一時的に輸液ラインを取り外します。輸液ラインを外す際、従来の閉鎖式コネクタでは、輸液ラインを外す際に誤ってコネクタも同時に外してしまうリスクがありました。この誤操作により血管内に空気が流入してしまい、場合によっては脳梗塞などの重症を引き起こすこともあります*。
このたびの新製品は、意図しない接続外れが起きるリスクを減らすために、誤った外れ方をしない設計を施しました。正しい箇所を保時せずに外そうとすると、空回りし、カチカチと音が鳴り誤操作を知らせます。また、保持すべき箇所が一目で分りやすいように、デザインを工夫しています。このような機構を持つものは日本ではシュアプラグADprotectのみです。
テルモは、今後も医療現場のニーズを的確に捉え、医療の安全・安心を追求してまいります。
誤ったコネクタ外しの事例イメージ(出典:医療安全情報 No.130 2017年9月)
シュアプラグADprotect付きの輸液ラインを外す操作イメージ
シュアプラグADprotect
一般的名称 | 輸血・カテーテル用アクセサリーセット |
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販売名 | シュアプラグAD |
医療機器認証番号 | 229AABZX00004000 |
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。