
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
「ナノパス」など4製品群が対象
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、5月29日付で欧州医療機器規則(EU-MDR)の認証を取得いたしました。認証対象は甲府工場(山梨県中巨摩郡)で生産するインスリン用注射針「ナノパス」など4製品群です。テルモとして初めてのEU-MDR認証取得で、また、第三者認証機関テュフ ラインランド(本社:ドイツ)としても世界で初めての認証付与です。
EU-MDRは、欧州で販売される医療機器の安全性・有効性と市場における透明性を高めるために、従来の規則である医療機器指令(MDD)を厳格にした制度です。新しいEU-MDRに則り、認証機関が品質システムと技術文書の審査を実施し、このたびの認証を発行しました。
2017年に発行されたEU-MDRへの対応を医療機器メーカー各社が進めるなか、テルモはいち早く認証を取得いたしました。引き続き、他製品の認証取得を進めるとともに、安全な医療機器の販売をグローバルに強化してまいります。
- Hypodermic Needles (皮下注射針)
- Carpule Needles (カープル針: 歯科用注射針)
- Infusion and Irrigation Disposable Syringes (使い切り注射器)
- Peripheral Intravenous Catheters (I.V. Cannulas) (静脈留置針)
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。