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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、大動脈瘤の治療に使用する腹部ステントグラフト「TREO」が、米国で販売承認を取得したことをお知らせいたします。米国では、既に胸部ステントグラフト「Relay Plus」や、胸部と腹部の外科手術で使用する人工血管を販売していて、TREOの発売により、新たに腹部のステントグラフト治療に参入します。

 大動脈瘤は、進行すると破裂する恐れがあるため、外科手術で人工血管に置き換える人工血管置換術やカテーテルを用いたステントグラフト内挿術で治療をします。
 TREOは、ステントグラフトが血管内に固定されやすいように、人工血管の先端に縫い付けられたステントの上端と下端にフックを二重に配置している点が特徴です。患者さん一人ひとりの血管に合わせられるように、3つのピースで構成され、欧州では2015年から販売されています。

 テルモは、英国子会社バスクテック社と米国子会社ボルトン・メディカル社が担う心臓血管カンパニー血管事業において、Terumo Aorticという事業ブランドを展開しています。同事業は人工血管、ステントグラフト、オープンステントグラフトという大動脈を治療する製品群を幅広く持っています。

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    TREO

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    人工血管、ステントグラフト、オープンステントグラフトの治療イメージ

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    ステントグラフトとは、人工血管(グラフト)にメッシュ状の金属の筒(ステント)を縫い合わせたものです。

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    TREOは、ボルトン・メディカル社の製品です。

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。