
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
「マーメッドワン500」でリハビリテーションの栄養ニーズに対応
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、5月12日に「マーメッドワン500」を発売し、粘度可変型流動食「マーメッド」シリーズのラインアップを拡充します。
粘度可変型流動食のマーメッドシリーズは、摂取する際は液体で使いやすく、胃の中では胃酸に反応し半固形状に変化するよう設計されています。粘度が増すことによって、より生理的な消化管運動や消化吸収作用を引き起こすことをコンセプトに、2014年から販売しています。
このたび、マーメッドの特長はそのままで、従来品*1に比べて容量の多い500mL品(500kcal)を、日本初*2の大容量かつ高カロリーの粘度可変型流動食として追加しました。
手術などの急性期の治療を経て回復期のリハビリテーションをしている方は、活動量を支えるためにより多くのカロリーが必要になります。例えば、機能訓練室でリハビリテーションを実施している患者さんの1日あたりの目安は1,500kcalとされています*3。このカロリーを摂取するには、1日の栄養食品の摂取回数を増やすか、液体タイプで500kcalのものを3回摂取する必要がありますが、液体タイプの場合は下痢が誘発されないような低速度での摂取が推奨されています*4。
粘度可変型で500kcalの栄養食品であるマーメッドワン500を使用することで、摂取にかかる時間を減らしリハビリに充てられる時間が増えるといったことが期待されます。
4月に改定された診療報酬では、回復期リハビリテーション病棟の施設基準が見直され、今まで以上にリハビリテーションにおける栄養管理が重要視されています。テルモはこれからも術後の早期回復と医療の質向上に貢献してまいります。
マーメッドワン500
従来品は、300mLと400mLの製品ラインアップで販売。
テルモ調べ
日本静脈経腸栄養学会雑誌 31(4) 「低栄養とリハビリテーション栄養管理の考え方 -特にエネルギー必要量に関して-」をもとに試算。
製品名 | マーメッドワン500 |
---|---|
希望小売価格(税別) | 800円 |
容量 | 500mL |
エネルギー | 500kcal |
保存条件 | 室温保存 |
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。