
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
医療現場の「働き方改革」に貢献
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、通信機能付き測定機器シリーズ「HRジョイント」に対応する製品のラインアップを強化します。5月12日に2つの製品を発売し、医療現場での安全と効率化に貢献します。
このたび新たに発売する製品は、血中酸素飽和度を測定する「テルモパルスオキシメータA ファインパルス SP2」と「テルモ電子体温計C217」です。
ファインパルス SP2は、形状の工夫により安定した測定をサポートし、指周りが小さい小児の患者さんにも測定できるようにしました。さらに、液晶表示部分はより傷つきにくく、薬剤耐久性などの改善がほどこされ使いやすさも向上しました。テルモ電子体温計C217は、医療機関における感染管理のしやすさをコンセプトに収納ケースを清拭しやすいオープン形式のものに刷新し、使用できる消毒薬を拡充しています。
それぞれの機器には非接触型の通信機能が搭載されており、患者さんを測定した機器をNFC*リーダにかざすと、データが電子カルテに転送されます。テルモは「HRジョイント」の名称で、このような通信機能付きの製品を2013年から展開し、その対応機種には血圧計や血糖測定器なども含まれます。電子カルテにバイタルデータが転送されることにより、入力作業の効率化や未入力・誤入力のリスク低減、タイムリーなデータ共有の実現につながります。
医療現場では、患者さんの状態を把握するために重要なバイタルデータの記録業務が、量と質の両面で大きな課題となっています。また、近年医療においても人手不足が問題になっています。HRジョイント対応タイプの品種拡大を通じて、医療の「働き方改革」に貢献してまいります。
*NFCは非接触通信の国際規格Near Field Communicationの略称です。
機器を端末にかざして測定値を読み取るイメージ図
販売名 |
テルモパルスオキシメータA ファインパルス SP2 |
テルモ電子体温計C217 |
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一般的名称 | パルスオキシメータ | 電子体温計 |
医療機器認証番号 | 301AFBZX00067 | 302AABZX00004 |
希望小売価格 (税別) |
53,000円 | 3,750円 |
テルモパルスオキシメータA ファインパルス SP2
テルモ電子体温計C217と収納ケース
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。