
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
サブサハラアフリカの安全な輸血をサポート
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)の血液関連子会社のテルモBCT(米国コロラド州)は、ケニア共和国ナイロビに事業所を開設しました。同事業所は、医療従事者への研修と教育、献血された血液を最大限活用する技術などを通じて、安全で充分な量の血液供給を支え、現地の医療インフラ向上に貢献します。
世界保健機関(WHO)によると、医療水準を維持するために必要な血液量は、人口の1%と言われています。つまり、人口4500万人のケニアでは45万単位の血液が毎年採血される必要がありますが、昨年の採血量は16万4275単位にとどまっています。
テルモBCTは、ケニア国家輸血サービス(KNBTS)などと協力して、複数回献血者を増やすためのプログラムを進め、安定的な献血者層を確立することを目指しています。今後、輸血環境が整備された後には、がん患者さんの治療に使用される成分採血にも注力したいと考えています。また、このような官民連携を引き続き強化し、ケニアのみならずサブサハラアフリカ(サハラ以南のアフリカ)の他の国でも、安全で持続的な輸血環境の整備に努めてまいります。
なお、本発表の英語版は以下URLをご参照ください。
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。