
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:新宅 祐太郎)の連結子会社であるバスクテック社(Vascutek Ltd. 所在地:英国 スコットランド)は、英国ビジネス分野で最高栄誉とされる「英国女王賞」(The Queen's Awards for Enterprise)のイノベーション部門賞を受賞しましたので、お知らせいたします。
今回の受賞は、胸部大動脈に起こる解離や瘤の治療に使用される人工血管「ソラフレックス ハイブリッド」(Thoraflex Hybrid)の技術が評価されたものです。
本製品は、2012年に欧州で発売され、現在、世界約30カ国で販売、累計で1400例以上の使用実績があります。
バスクテック社が世界的に高いシェアを持つ外科用人工血管の技術に、同じく同社が有するステントグラフト技術を組み合わせることで、治療成績の向上と患者さんの負担軽減を実現したことが評価されました。
欧州を中心に販売されている
人工血管「Thoraflex Hybrid」
「Thoraflex Hybrid」を
大動脈に留置したイメージ図
社名 :Vascutek Limited
本社 :Newmains Avenue Inchinnan Renfrewshire, PA4 9RR, Scotland, UK
事業内容:人工血管の開発・製造・販売
社員数 :845名(2016年3月末)
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。