
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
テルモ株式会社 代表取締役会長 中尾浩治
明けましておめでとうございます。
新年のスタートにあたり、グローバルビジョン"Innovating at the Speed of Life"について話します。
このグローバルビジョンは、テルモのアソシエイトの皆さんが自身の言葉に置き換えて理解していると思いますが、私は「新しい価値を現場に届ける」という意味があると捉えています。医療の現場はもちろん、そこに至る研究開発・生産・物流・管理・営業、全ての現場で新しい価値を生み出すことを目指してほしいと思います。
テルモのイノベーションが具現化した例として、本日はインスリン用注射針ナノパスと電子体温計を挙げます。ナノパスはその技術の高さから販売開始から10年経過しても競合他社の追随を許していない「製品のイノベーション」です。また、1980年代半ばに創業以来の製品であるガラス体温計を全面廃止して、電子体温計に切り替えていますが、これは、検温時間の短縮という価値と共に、脱水銀という社会的価値を生み出した「事業のイノベーション」です。
このような歴史がありますが、次の新しいテルモ、次の新しい時代を作っていくのは私たちの使命です。
昨年、社内でグローバルビジョンを実現する提案を募集しました。全体では200件超、特に新入社員の募集区分では、新入社員数の5分の1に近い約40件の応募があり、新しい価値に繋がる提案が数多く集まりました。提案の審査はこれから始まりますが、まずは新しい時代のために、これほどの提案が集まったことを大変嬉しく思います。
2016年は、アソシエイト一人ひとりが高い使命感を持って、新しい価値を現場に届ける年にしてほしいと期待しています。
本年の年賀式は札幌支店から国内各事業所へ中継で行いました。
(ご参考)テルモ企業方針: http://www.terumo.co.jp/company/about/policy.html
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。