
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
自宅で測定した生活習慣データを診療室ですぐに医師とチェックできる
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:新宅祐太郎)は、患者さんが自宅で測定した血糖や血圧などのバイタルデータを病院外来で一括して見える化・管理できるマネージメントシステム「HRジョイントスマイルデータビジョン」の無料ダウンロードサービスを、本日5月18日より、医療機関向けに提供開始します。外来で使われるシステムとして、日本で初めて、血糖値だけでなく、血圧、体重、活動量などの推移を一画面で同時に見ることができます。
また、同日、本システムに通信可能な一般向けの血圧計と体組成計も本格販売します。
日本の糖尿病患者の約9割を占める2型糖尿病は、遺伝因子に過食や運動不足、肥満などの環境因子や年齢が加わることで発症すると言われており※1、その予備軍を含め、日ごろの食生活や運動量の改善が求められています。
「HRジョイント スマイルデータビジョン」※2は、対象機器をNFC※3リーダーに置くだけで、測定データを瞬時に取り込み、グラフ化することのできるシステムです。医療従事者が患者さんの血糖値や生活習慣データを同時に把握できるため、外来診療時に行う患者さんとの生活習慣の振り返りなどで、お互いのコミュニケーションを深めるツールとしてご活用いただけます。
※1:糖尿病治療ガイド2014-2015より
※2:テルモの医療関係者専用会員サイトに登録することで、無料でダウンロードできます。
※3:NFC(Near Field Communication):近距離無線通信技術の国際標準規格
あわせて、本システムに対応する機器に、血圧計と体組成計を追加しました。これらのデータの読取り・保存・出力ができる専用カードを使うことにより、測定データをコンパクトに持ち運びすることも可能です。いずれも、コールセンターや一部の薬局などで購入できます。
本システムに通信可能な機器は、既に販売している血糖測定器や歩行強度計などを含め、計7品種13アイテムとなります。
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。