
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
町民1,645 人が参加!体温・身体活動・生活習慣病の関係は?
東京都健康長寿医療センター研究所
中之条町役場(保健センター)
テルモ株式会社
東京都健康長寿医療センター研究所(東京都板橋区、研究責任者:青柳幸利)、中之条町役場(群馬県、町長:伊能正夫)および、テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:新宅祐太郎)のテルモ体温研究所は、2012 年9月から1年間にわたり、中之条町の町民1,645 人を対象に体温と身体活動に関する研究を行い、その結果をレポート冊子にして町民に配布しました。
本研究の結果、年齢とともに体温が低下すること、また、生活習慣病の有無により起床時体温や活動量、睡眠効率※1に差があることがわかりました。
体温が上がると、基礎代謝や免疫力がアップすることが知られています。中之条町では、本研究後、町民の健康づくりへの関心が高まり、体温が上がるよう中強度の歩行を心がけるなど、生活習慣の改善に積極的に取り組む人が見られるようになりました。
※1:横になっている時間に対する実際の睡眠時間の割合(熟睡できているかどうかの目安)
冊子のPDFは以下URLからダウンロードできます。
テルモ体温研究所:http://www.terumo-taion.jp/
(食事の有無、歩数、中強度活動時間※2、睡眠時間)
※2:速歩きなど軽く汗が出る程度の運動
① 中之条町の平均体温は、起床時が36.25 度、就寝時が36.21 度。加齢とともに低下し、30 代を境に、就寝時の体温が起床時の体温を下回った。
② 生活習慣病のある人は、活動量が少なく、起床時体温と睡眠効率が低い。
高血圧症、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病のある人とない人を比較しました。生活習慣病のある人はない人に比べて、活動量(歩数、中強度活動時間)が少なく、起床時体温が低く、睡眠時間(横になっている時間)は長いが眠れていないことがわかりました。
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。