正しい使い方:圧迫ストッキング

圧迫ストッキングは普通のストッキングや靴下のつもりで履くと、足にフィットせず圧力が正しくかからないことがあります。
正しい手順とコツを覚えて、正しく使いましょう。

動画で見る正しい履き方

説明画像はひざ下タイプです。パンストタイプも同じように履いてください。

正しい履き方

STEP1

パンティストッキングの中に手を入れ、内側から親指と人差し指でストッキングの「かかと」部分をつまみます。

STEP2

ストッキングの「かかと」部分をつまんだまま手を引き抜き、つまんだところまでストッキング全体を裏返します。

  • かかと部をつまんだまま、ストッキングを裏返します。

  • 【真上】から見た状態

STEP3

裏返したストッキングの内側を両手で広げ、かかとの向きに注意をしながら、片足ずつつま先から足を奥に入れます。

STEP4

次に、ストッキングを表に返しながら、片足ずつかかとまで履きます。このとき、ストッキングを束にしないように折り重なった部分をたぐり寄せて、かかとを通してください。

  • 着用時のコツを参照ください
STEP5

かかとが収まったらつま先とかかとが正しく納まっているかどうかを確認し、次に足首までしっかりと入れます。

STEP6

引き上げる際は、一気に上に引っ張り上げるのではなく、両手の親指を履き口に差し込み、左右に半円を描くように回しながら、徐々に生地を皮ふの上に置いていくように履いていきます。片方を膝下まで引き上げた後、もう片方も同じように膝下まで引き上げます。

STEP7

パンストタイプの場合は、左右交互に生地を置いてくるように徐々に引き上げ、ウエストまで履いていきます。最後にしわやたるみがないか、確認してください。もし、しわやたるみができている場合は、無理に引っ張り上げず、一旦、足首まで引き下げてから履き直しましょう。

  • 着用時のコツを参照ください
STEP8

履いた後は、圧迫圧が均等にかかるように、足全体を下から上へよく撫でてください。これで着用終了です。

着用時のコツ

着用の前に

  • 腕時計や指輪、ブレスレットなど、線維にひっかけやすいアクセサリーを外してください。
  • 爪で線維をひっかけたり、無理に引っ張らないようご注意ください。

着用時

  • ストッキングを履くときは、椅子や床に座った状態で履いてください。
  • 普通のストッキングを履くときのように、履き口を丸めたり、束にすると硬く伸びにくくなり着用できなくなります。
  • 弾性ストッキングは伸びやすいので、縦に引っ張り上げると生地が伸び過ぎて、正しい位置で圧力をかけることができません。

    「ひざ下タイプの例」

正しい脱ぎ方

STEP1

ストッキングの生地を持ち、足首まで引き下げます。

STEP2

足首まで脱げたら人差し指を入れ、かかとまで滑らせながら、かかとを引き抜きます。

STEP3

履くときと同じように、ストッキングを裏返しのまま引っ張りながら、つま先まで引き抜きます。
パンティストッキングタイプも同じように裏返しのまま、引っ張りながら、片方ずつつま先まで引き抜きます。
一人で脱げないときは、ご家族に反対側から引っ張ってもらいましょう。


圧迫ストッキングの取り扱い方法

  • 洗濯は中性洗剤(おしゃれ着用の洗剤)を30℃前後のぬるま湯に入れ押し洗いの後、よくすすいでください。
  • 洗濯機を使う場合は洗濯ネットをご使用ください。
  • 直射日光を避け、陰干しにして下さい。
  • つけ置き洗いや洗剤の種類により色落ちすることがありますのでご注意ください。
  • 色の異なるものと一緒に洗う、または脱水後の重ね置きは避けてください。色移りすることがあります。
  • 素材を傷めますので、塩素系漂白剤、柔軟剤、乾燥機、アイロンの使用は避けてください。

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