静脈瘤・むくみ

6.リンパ浮腫の基本の「き」

静脈瘤・むくみ

リンパ浮腫ってなに?

リンパ浮腫(ふしゅ)は、リンパ液を流すために身体中に張り巡らされているリンパ管が、何らかの原因で障害された結果、リンパ液の流れが滞り腕や脚にたまってむくむことをさします。身体の表面のリンパ管は皮下組織のなかにあるため、リンパ浮腫では皮下にリンパ液がじわじわ溜まっていきます。

たとえば乳がんの手術でわきの下のリンパ節を切除した場合、その周辺から徐々にむくみ始め、次第に二の腕から腕の先まで拡がっていきます。悪化させないためには、リンパ浮腫を早めにみつけ対処することが必要です。

圧迫療法

リンパ浮腫の典型的な初期症状

早期のリンパ浮腫は、皮下組織がまだ柔らかいので、安静にしていると改善します。しかし進行してしまうと、リンパ液の逆流が皮ふの表面に影響し、皮ふが厚くなって硬くなり、長期間のうちに脂肪や元に戻りにくい繊維組織が多くなるため、浮腫の改善が難しくなります。むくみのほか、次の症状に気づいた場合はすぐにかかりつけ医に相談しましょう。

  • 皮ふが張るようなピリピリした違和感
  • 皮ふの赤み、熱感
  • 皮ふの乾燥
  • 毛深くなる
情報公開日:2022年3月31日

その他のコンテンツ

栄養・食事
日々の食事に役立つ情報をご紹介します。