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静脈瘤・むくみ
リンパ浮腫(ふしゅ)は、リンパ液を流すために身体中に張り巡らされているリンパ管が、何らかの原因で障害された結果、リンパ液の流れが滞り腕や脚にたまってむくむことをさします。身体の表面のリンパ管は皮下組織のなかにあるため、リンパ浮腫では皮下にリンパ液がじわじわ溜まっていきます。
たとえば乳がんの手術でわきの下のリンパ節を切除した場合、その周辺から徐々にむくみ始め、次第に二の腕から腕の先まで拡がっていきます。悪化させないためには、リンパ浮腫を早めにみつけ対処することが必要です。
早期のリンパ浮腫は、皮下組織がまだ柔らかいので、安静にしていると改善します。しかし進行してしまうと、リンパ液の逆流が皮ふの表面に影響し、皮ふが厚くなって硬くなり、長期間のうちに脂肪や元に戻りにくい繊維組織が多くなるため、浮腫の改善が難しくなります。むくみのほか、次の症状に気づいた場合はすぐにかかりつけ医に相談しましょう。