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知的財産

基本的な考え方

テルモは、知的財産を事業競争力の源泉と捉え、医療の進化を支える知的財産を積極的に創造し、保護し、活かすことで、テルモの企業価値を高め、持続的な成長に貢献しています。また、世界中の患者さんと医療現場に製品やサービスを届け続けるために、他者の知的財産を尊重し、徹底した事前調査と適切な対策を講じています。

特許保有件数

テルモでは、内部開発、外部連携、M&Aを通じて知的財産の量と質の両面から資産価値を高めています。2025年3月末時点のテルモグループの保有権利数は、約8,500件となっています。このうち海外子会社の保有権利数は約2,400件です。

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特許の価値を表す指標の一つとして参照される「一発明当りの被引用数」は年度ごとに上昇しています。

  • 一発明当たりの被引用数は、特許出願時や特許庁における審査過程において、当社の発明が先行技術として参照・引用された回数であり、技術開発の先行性や競合他社に対する牽制力を計る物指の一つとされています。

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社内発明報奨制度

テルモは、医療現場に価値ある製品やソリューションを届けるために、特許や意匠の出願に対する報奨、製造ノウハウ等の秘匿発明に対する報奨、製品などに実装された特許に対する実績報奨等の各種制度を整備しています。2024年4月には新たな実績報奨制度を導入し、業績に大きく貢献した新製品に使われた発明群に対する報奨(上限額)を1億円に引き上げました。
また、テクノロジーを用いて挑戦し続けるアソシエイトに寄り添い、支えるために、複数年にわたって継続して発明を創出し、製品開発に貢献したアソシエイトをテルモエクセレントインベンターとして表彰しています。

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社外評価

社会に大きく貢献をしてきてきた医療機器の発明に関し、その功績を踏まえ以下のように発明表彰を受賞しております。また、(株)パテント・リザルトが発表している【医療機器】特許資産規模ランキング2024、【医療機器】他社牽制力ランキングのいずれについても2位であり、業界トップレベルとなっております。

全国発明表彰 受賞歴(上位賞)

年度全国発明表彰名称
令和3年度
(2021年度)
• 文部科学大臣賞
• 発明実施功績賞
インスリン用注射針の発明
令和4年度
(2022年度)
• 発明協会会長賞
• 発明実施功績賞
医療用閉鎖式輸液コネクタの発明
令和5年度
(2023年度)
• 文部科学大臣賞
• 発明実施功績賞
剥離しないように薬剤塗布された冠動脈ステントの発明