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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、腹部などの血管内治療に用いる末梢血管塞栓用コイル「AZUR Soft3D」(アズール ソフトスリーディー)を全国の医療機関向けに販売を開始しました。
 

 末梢血管塞栓用コイルは、血管内や動脈瘤などに留置する医療機器です。肺の血管奇形や内臓動脈瘤などの病変塞栓に使用します。太ももの付け根、または手首の血管からカテーテルを挿入し、患部までコイルを運び、血管および瘤を塞栓して血流を遮断します。カテーテルを用いた血管内治療は、患者さんの身体への負担も少ないことから、心臓、脳、下肢などをはじめ全身の血管へ広がっています。
 

 AZURシリーズは、2012年から国内で展開しており、コイル間にハイドロゲル(塞栓物質)が満たされることで塞栓するというユニークなコンセプトを持った製品で、患部への高い充填率が期待できます。

 このたび発売したAZUR Soft3Dは、従来品と比較し、コイルの細径化を図ることで柔軟性を高めました。また、プッシャーカテーテル部分の改良により、コイル挿入時の操作を改善しました。これにより、患部へのコイルの到達性が向上し、蛇行した血管を介しての塞栓や、短い塞栓区域にしっかりとコイルを詰めることが期待できます。AZURシリーズに本製品が加わることで、末梢血管塞栓用コイルの製品パイプラインが拡充され、幅広い治療の選択を提供することを目指します。


 テルモは、これからも患者さんに負担の少ない低侵襲医療に関する製品ラインアップを拡充し、医療システムの進化に貢献してまいります。

 

 

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    AZUR Soft3D留置イメージ

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製品概要

販売名 テルモ末梢血管塞栓用コイルシステムAZUR Soft3D
一般的名称 中心循環系血管内塞栓促進用補綴材
医療機器承認番号 30300BZX00162000
使用目的 本品は、肺及び腎血管の血管奇形、腎動脈瘤、腹部動脈瘤等の血管病変の塞栓術に使用する。

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。