テルモ、プラスチックアンプルのモルヒネ塩酸塩注射液200mg「テルモ」が 薬価基準に収載 作業時の操作性向上を目指した形状・素材で医療現場の安全と効率化に貢献

2021年9月27日

 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、9月24日に『モルヒネ塩酸塩注射液200mg「テルモ」』が薬価基準に収載されたことをお知らせいたします。

 モルヒネ塩酸塩注射液は、麻薬性鎮痛剤であり、中等度から高度の疼痛を伴うがん患者さんにも使用されています。年齢や症状によって用量を調整し、点滴や皮下注射、静脈注射で投与します。

 通常使用されるガラス製のアンプル容器は、汎用性が高いものの、落下等の衝撃により破損しやすく、開封作業中にアンプル破断面により医療従事者が怪我をする危険性があります。特に麻薬製剤の場合、容器破損や開封時の飛散による薬液の損失につながるだけでなく、麻薬事故届などの手続きが必要となるため、医療現場への負担にもなっています。

 このたび薬価基準に収載されたモルヒネ塩酸塩注射液200mg「テルモ」は、破損や怪我などの取扱い事故の発生リスク低減を目指し、医療用麻薬製剤としては国内初となるプラスチック素材のアンプルを採用しました。

 また、アンプルの形状についても、①容器の転倒防止のため、アンプル底面部を四角形にする、②アンプル頭部から液だまりの原因となる空洞をなくす、③薬液を吸い切りやすいよう肩部に丸みをつける、という工夫を行い、作業時の操作性向上を目指しました。

 テルモは疼痛緩和領域を重点分野の一つに掲げ、麻薬性鎮痛剤やアセトアミノフェンの静注液など、疼痛管理に使われる製品を幅広く販売しています。今後も製品ラインアップを拡充することで、効率的な医療の提供と、患者さんの痛み低減に貢献してまいります。

製品概要

販売名 モルヒネ塩酸塩注射液200㎎「テルモ」
一般的名称 日本薬局方モルヒネ塩酸塩注射液
効能又は効果

激しい疼痛時における鎮痛・鎮静

激しい咳嗽発作における鎮咳

激しい下痢症状の改善及び手術後等の腸管蠕動運動の抑制

麻酔前投薬、麻酔の補助

中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛

用法及び用量

通常、成人には、モルヒネ塩酸塩水和物として、1510mgを皮下に注射する。また、麻酔の補助として、静脈内に注射することもある。なお、年齢、症状により適宜増減する。

中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛において持続点滴静注又は持続皮下注する場合には、通常、成人には、モルヒネ塩酸塩水和物として、150200mgを投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

承認日 2021年8月16
薬価基準収載日 2021年924
販売開始日 2021年11月末
有効期間 3年
薬価 5065.0円/1管


テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ、日本発の医療機器メーカーです。世界160以上の国と地域で事業を展開し、25,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

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