テルモ、日本初の特徴を持つ頸動脈用ステント「CASPER Rx」を発売

2020年9月24日

 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、このたび、頸動脈用ステント「CASPER Rx」を日本で発売しました。2025年には、年間約3,000人の治療に使用されることを見込んでいます。

 頸動脈用ステントは、首にある頸動脈という太い血管が狭くなった際(頸動脈狭窄症)に、カテーテルを用いて拡張する医療機器です。
 頸動脈にコレステロールなどが蓄積しプラークと呼ばれる塊ができ血管が狭くなると、脳への血流が悪くなります。また、狭窄部位にできた血栓(血の塊)が血流に乗って脳へ流れ込み、手足のまひや言語障害をきたす一過性脳虚血や脳梗塞の原因にもなります。
 頸動脈狭窄症の治療では、血栓を予防する抗血小板薬の服用などに加えて、必要に応じてプラークを除去する外科手術(頸動脈内膜剥離術/CEA)や頸動脈用ステント留置術(CAS)が検討されます。
 従来の頸動脈用ステント留置術は、ステント留置中のプラーク飛散などによる脳卒中リスクが懸念されています。そのため、外科手術を安全に行うことができる場合は、外科手術が治療法の第一選択となっていて、外科手術のリスクが高い場合に限りカテーテル治療であるステント留置術が行われます。*1

 CASPER Rxは、血管内へのプラークの突出を抑制する目的で、太さの異なる2種類の形状記憶合金の線を一体として編み込んだ「インターウーブン構造」を持っています。日本で実施した治験*2において、外科手術危険因子の有無にかかわらず、術後の死亡や脳卒中などの発生率が従来品の海外大規模臨床試験と比べて低かったことから、日本で初めて外科手術リスクが低・中程度の方であっても使用可能な頸動脈用ステントとして承認されました。

 CASPERは2013年にCEマーク認証*3を取得し、欧州を中心に18,000例以上使用されてきました。日本では、日本初の特徴*4を持つ頸動脈用ステントとして、導入を促進します。
 テルモは、これからも、価値ある製品を医療現場に届け、患者さんのより良い未来の実現を目指します。

  • CASPER Rx先端イメージ

  • CASPER Rx留置イメージ

製品概要

一般的名称 頸動脈用ステント
販売名 CASPER Rx頸動脈用ステント
医療機器承認番号 30100BZX00251
希望小売価格(税別) 184,000円

テルモ概要

 テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、約100年の歴史を持つ、日本発の医療機器メーカーです。世界160以上の国と地域で事業を展開し、25,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
 国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
 テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。

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